厚地カーテン
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色を替えても遮光性は同じ?ヴァレリーの色別等級と選び方

この記事の目次
気に入ったカーテンを見つけたあと、最後に色だけ替えたくなることがあります。家具に合わせてネイビーからベージュへ変える、隣の窓にはグレーを選ぶ。そんなとき、同じ商品名なら遮光の条件も同じとは限りません。
インズの「ヴァレリー」は、ネイビーが2級遮光、ベージュ・グレー・グリーンが3級遮光です。色を選ぶことが、遮光等級を選ぶことにもつながる商品です。
二つの窓で柄をそろえたいのか、等級までそろえたいのかを先に決めれば、色変更のたびに何を確認するべきかが明確になります。ここでは1.5倍ヒダを選ぶ場合の色と、一窓ごとの注文を考えます。
同じ商品名でも、色を替えると等級が変わる
ヴァレリーの色と等級は、四つの色を一括りにせず確認します。商品ページで示されている対応は、次のとおりです。
- ネイビー:2級遮光
- ベージュ:3級遮光
- グレー:3級遮光
- グリーン:3級遮光
たとえば、ネイビーの説明を見て2級遮光だと把握し、注文直前にベージュへ替える場合です。商品名や柄が同じでも、色の変更に合わせて、選ぶ等級は3級へ変わります。最初に読んだネイビーの条件を、ベージュへ引き継いではいけません。
反対に、ベージュからグレーへ替える場合は、どちらも表示は3級です。ただし、同じ等級であることは、生地を通る光の量や部屋の見え方が細部まで同じという意味ではありません。確認できるのは、商品がその等級で案内されているというところまでです。
色を見比べるときは、好みの順位だけでなく、自分が必要とする等級も一緒にメモします。「ベージュが第一候補、ただし2級が必須」という希望なら、ヴァレリーのベージュは条件に合いません。色名を選んだ後で、欲しい性能へ読み替えることはできないためです。
また、ヴァレリーのこの四色に1級遮光の選択肢はありません。最初から1級が必要なら、濃いネイビーを選べばよいと考えず、商品を選び直す判断になります。色の濃さの印象だけで、表示されていない等級を期待しないことが大切です。
四つの対応を把握すると、色変更は見た目だけの小さな修正ではなく、自宅で使う条件を確認する機会になります。商品名のメモに色と等級を添えるだけでも、どの候補を検討しているかがはっきりします。
二つの窓で、柄と遮光のどちらをそろえるか
同じ部屋に二つの窓があるなら、そろえたいものを分けて考えます。同じ織り柄を使うこと、同じ色にすること、同じ遮光等級を選ぶことは、それぞれ別の条件です。
ヴァレリーのベージュとネイビーを一窓ずつ選ぶ場合、柄の商品シリーズはそろいますが、色だけでなく等級も分かれます。ベージュの窓は3級、ネイビーの窓は2級です。二色で部屋に変化を付けたい希望と、この等級の違いを受け入れられるかを同時に考えます。
たとえば、大きい窓は壁に近い色にし、小さい窓だけ濃い色でアクセントを付けたい案です。ベージュとネイビーの配色を好きでも、二窓とも同じ2級を必須にするなら、その組み合わせでは条件がそろいません。配色を優先するのか、等級を優先するのかを決める必要があります。
両方の窓で2級の表示を選びたいなら、この商品の中ではネイビーにそろえることになります。一方、3級で検討できるなら、ベージュ・グレー・グリーンの中で色を分ける案があります。これは表示されている等級をそろえる選び方で、窓ごとの明るさまで同じにする方法ではありません。
二つの部屋で使う場合も同様です。居間と別室の柄をそろえたい希望があっても、各部屋で必要な条件まで同じとは限りません。一室の色を決めた勢いで、もう一室の使い方を省略せず、その窓でどの等級を選ぶかを確かめます。
購入の相談を家族とするなら、「ヴァレリーでそろえる」だけでなく、「大きい窓はベージュ3級、小さい窓はネイビー2級」のように話すと、何が同じで何が違うかを共有できます。部屋の配色の相談と、光を抑える条件の相談が行き違いにくくなります。
色ごとの候補が決まったら、ヴァレリーの商品ページ(インズ)
で、色の写真と遮光等級の表示を並べて確認してください。柄の統一を選ぶのか、色と等級の統一まで求めるのかが、最初の分かれ道です。
濃い色の印象だけで、部屋の暗さを決めない
ネイビーは濃い色だから、部屋も必ず希望どおりに暗くなる。そう決めてしまう前に、色の印象と商品表示、掛けた部屋の条件を分けます。ヴァレリーではネイビーが2級と確認できますが、それだけで室内全体の暗さを一定に約束できるわけではありません。
光は布の面だけでなく、カーテンの上や横、裾などのすき間にも関係します。必要な幅を満たしていなければ、等級のある生地を選んでも、窓を覆う条件が違ってしまいます。色を選ぶ作業と採寸を別々に終わらせず、実際に掛ける姿まで考えます。
たとえば、同じネイビーを大きい窓と小さい窓に使っても、窓の大きさや向き、レールの位置が異なる場合があります。二窓の等級が同じでも、室内へ入る光を同じ量にそろえることにはなりません。等級をそろえる目的は、購入する生地の条件を合わせることです。
また、3級の三色についても、ベージュが一番明るく見えそう、グレーならより暗そうといった画面上の印象だけで、透け方の順番を付けない方がよいでしょう。この三色の光の通り方を、同じ窓で実測して比較した数値はここでは示していません。
サンプルで色や生地感を確認することはできますが、小さな布を見ただけで完成後の室内の暗さを測ったことにはなりません。窓全体を覆うときの寸法や周囲のすき間とは別です。見本で確認する目的を、色、柄、手触りといった範囲に分けると、期待が整理できます。
この違いを把握したうえで、表示された等級が自分の購入条件に合うかを選びます。寝室や映像を見る場所など、暗さへの希望が強い場合には、見た目の好みだけで候補を確定せず、必要な遮光条件を先に決めておきましょう。
織り柄と手入れは、色の条件と一緒に見る
ヴァレリーは、ベルベットのような生地に、少し光沢のあるウェーブ柄を織ったカーテンとして案内されています。ここでいうウェーブ柄は生地に入っている模様で、カーテンを掛けたときの大きな縦の波とは区別します。
選ぶ仕立てを1.5倍ヒダの二つ山にすると、布自体の模様に、仕立てによる波が加わります。平らな生地の拡大写真で柄を好きになった場合も、全体の写真へ戻り、布が波打つ姿でどのように模様を楽しみたいかを考えてください。
二色を使うときは、柄が共通であることに加えて、それぞれの色で見える織りの印象を確かめます。同じ模様だから遠くから見ても同じ強さで目立つとは決めず、片方だけ窓の存在感が強くなる姿も好みに合うかを考えます。これは配色を選ぶ際の視点で、実際の見え方を保証するものではありません。
素材はポリエステル100%で、洗濯できることと形態安定が案内されています。見た目の「ベルベットのような」という説明を、別の素材表示へ読み替えず、実際の素材と手入れの条件を確認します。
形態安定はカーテンのウェーブに関わる加工です。洗濯時は完成品の表示に従い、加工があるから洗い方を問わないと考えないようにします。色を替えたときも、以前使っていた別商品の手入れ方法をそのまま当てはめず、今回選んだ商品の条件へ戻ります。
タッセルとアジャスターフックが付属します。閉めたときの色の面だけでなく、開けて左右へまとめるときの姿も含めて選べます。二窓で色を変える案なら、昼に両方を開けた状態でも、それぞれの色が窓の端へ残ることを考えてみてください。
色ごとに一窓分の注文を分ける
色が異なる二窓を注文する場合は、それぞれの色と寸法を一組にして考えます。同じ商品だから数量だけ2へ増やすのではなく、どちらの窓にどの注文内容を割り当てるかを分けてメモします。
例として、窓Aは固定ランナーの中心間が200cm、窓Bは180cmとします。どちらも機能レールで両開きにし、1.5倍ヒダを選ぶ条件です。インズの採寸案内に沿って、窓Aは200×1.05=210cm、窓Bは180×1.05=189cmを合計の注文幅にします。資料1
両開きでは、入力した合計幅の半分のカーテンが二枚になります。窓Aは一枚105cmが二枚、窓Bは一枚94.5cmが二枚です。入力する合計幅は210cm、189cmという1cm単位の整数で、半分にした値を自分で注文幅欄へ入れる必要はありません。
丈はそれぞれの窓で、ランナーの下から床まで測ります。どちらも202cmだった例なら、掃き出し窓の目安として1cm引き、注文丈は201cmです。同じ部屋だから必ず同じ高さと決めず、実際に二窓とも測ってください。資料1
窓Aをベージュ、窓Bをネイビーにするなら、注文メモは次のようになります。
- 窓A:ベージュ・3級、合計幅210cm・丈201cm、両開き、数量1。
- 窓B:ネイビー・2級、合計幅189cm・丈201cm、両開き、数量1。
それぞれ数量1で二枚になるため、合計では四枚です。色と幅が違う二つの注文を、同じ内容の数量2へまとめないことがポイントです。例の寸法は、幅500cm・丈260cmまでの注文範囲に収まります。
また、ヴァレリーは一枚幅101cm以上で生地の継ぎ目が入る案内があります。窓Aの105cmはこの条件に当たり、窓Bの94.5cmとは異なります。二窓で同じ柄を選んでも、仕上がりの条件まで同じとは限らないため、色の違いと併せて見ておきましょう。
フックはAが標準で、Bも選べます。各レールに合う種類を選び、フックより上の布の分は店側の計算へ任せます。丈201cmへ自分で上部の分を加えたり、二窓だから一方のフック種類を無条件にコピーしたりしないように確認します。
色変更を、最後の確認からやり直す
注文直前に色を替えたくなったら、商品名が同じでも等級を確認し直します。ベージュからネイビーなら3級から2級へ、ネイビーからグレーなら2級から3級へ変わります。色だけを入力し直して、最初の等級のメモを残さないことが大切です。
二窓の場合は、色を替えるのがどちらの窓かも確認します。幅と丈はその窓の採寸に結び付けたまま、変更した色の等級を照合します。色を入れ替えるだけのつもりで、寸法まで隣の窓の内容へ取り違えないようにします。
柄をそろえたい希望と、各窓で必要な等級が両立したら、ヴァレリーの商品ページ(インズ)
で、色・仕立て・合計幅・丈・開き方・フック・数量を一窓ずつ確認しましょう。同じ商品を選ぶことに加えて、色ごとの条件まで納得して選べる一組にします。