厚地カーテン

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並んだ二つの小窓を一枚で覆いたい|ウィントの片開きと残せる景色を考える

この記事の目次
  1. 窓二つと間の壁を一つの面にするか
  2. 片方だけ開ける使い方が残るかを見る
  3. 一本のレールで動かせる範囲を確認する
  4. ウィントの無地調で窓間をどう見せるか
  5. 二つの窓幅ではなくレール全体で注文する
  6. 一枚の布量と継ぎ目を受け入れて選ぶ
  7. 参考資料

横に並ぶ二つの小窓を、それぞれ別の布で飾るか、まとめて一枚で覆うか。すでに二つの窓をまたぐ一本のレールがあり、閉めたときには窓の間の壁も隠したいなら、インズの「ウィント」を片開きで選ぶ方法があります。

ただし、一枚にまとめると、二つの窓を好きな順番で独立して開ける使い方とは違ってきます。布を寄せる方向と、端に残る布の置き場を先に決めましょう。窓の幅を二つ足すだけで注文幅を決めないことも大切です。

ここでは、既存レールの必要な範囲でランナーを動かせる窓を前提に、麻風の無地調を一面に広げる選択を考えます。レールの新設や改造ではなく、今あるレールへ掛ける布の構成を選ぶ話です。

窓二つと間の壁を一つの面にするか

二つの小窓を一枚で覆うと、隠れるのはガラスの部分だけではありません。窓と窓の間にある壁も、閉めた布の後ろになります。別々に掛ける場合は、その壁が二つの布の間へ見えるので、閉じた姿の違いから考えてみてください。

例えば、二つの窓の形をそれぞれ見せるより、夜に閉めたときは一つの大きな布の面にしたい場面です。柄を増やさず、窓のある一角を同じ色でまとめたいなら、一枚にする理由があります。

一方、細い窓が二つ並ぶ形そのものを気に入っている場合は、間の壁まで隠すと、その並びが見えにくくなります。小窓だから短い布を二枚買う、二つあるから大きな一枚にする、と数だけで決めず、残したい壁と窓の形を考えましょう。

布で覆う面積が増えることも、見た目の選択です。窓一つずつには控えめに感じる色でも、間の壁までつながると広い色面になります。家具や壁の色を残したいのか、窓の一角にまとまった色を置きたいのかで、同じ無地調でも役割が変わります。

また、二つの窓の下端や高さが大きく違う場合は、一枚の裾で両方をどう覆うかという別の条件が加わります。今回の例は、横に並び、同じ裾位置で覆うことに納得できる二窓です。高さの違う窓を同じ丈へ無理に当てはめません。

閉めたときに窓間の壁も覆いたい、開けたときにはその壁と二つの窓を見せたい。その切り替えが希望に合うなら、次に一枚の布をどちらへ寄せるかを決めます。

片方だけ開ける使い方が残るかを見る

一枚の片開きは、布全体を一方向へ寄せる構成です。室内から見て左へ寄せるなら、右側から順に窓が見えてくる使い方になります。右の窓だけを先に見せたい場合と、左の窓だけを開けたい場合では、同じ一枚でも都合が違います。

例えば、朝は右の小窓から外を眺めたいけれど、左は布で覆ったままにしたいなら、左へ寄せる一枚を途中まで開く案を考えられます。ただし、その位置で使えるかはレールの動く範囲と布のまとまりによります。半分だけ開ければ必ず片窓がきれいに現れるとは決めません。

反対に、左の窓だけを見せ、右を覆ったままにしたいときは、同じ左寄せでは望む配置を作りにくくなります。一枚につながった布なので、二窓を別々のカーテンのように自由な順番で開けることはできません。

日によって左右のどちらだけも開けたいなら、一枚にすることが本当に便利かを考え直す余地があります。閉めた面がすっきり見えることと、窓ごとの操作が残ることは、別の希望です。片方の見た目のために、毎日の動作を忘れないようにします。

窓を開けるために取っ手へ手を伸ばす場面も想像してください。布を片側へまとめれば、いつも使う取っ手が見えるのか。逆に、寄せた布がよく触る側へ残るのか。外の景色だけでなく、自分が窓を使う位置が判断材料になります。

先に決めたいのは、右寄せ・左寄せの名称より、「どちらの窓を先に見せることが多いか」です。その順番と布の寄せ先を対応させれば、一枚にする選択が自分の使い方に合うかを考えられます。

一本のレールで動かせる範囲を確認する

二窓の上に一本のレールが見えていても、ランナーを必要な端まで動かせるとは限りません。中央で止まる位置がある、別々の区間として使う構造になっているなど、布の寸法だけでは変えられない条件があります。

今回の片開きは、一枚の布を予定した寄せ先へ動かせることが前提です。今のレールについて説明書やメーカーの案内を確認し、どこまで移動できるかを確かめます。仕組みが分からないまま、カーテンを片開きで注文すれば一枚として動くと考えないようにします。

既存の二枚の布を見ている場合も、それを一枚へ替えると動かす範囲が変わります。今は中央から左右へ別々に寄せられることと、新しい一枚を端まで運べることは同じではありません。中央の開き方を変えたいときほど、先に確認する必要があります。

さらに、端へ寄せた布を置く場所があるかも見ます。窓が壁の端に近く、レールの端まで動かしても布が片方の小窓にかかるなら、完全に二窓を見せることは難しいかもしれません。一枚にした布の束が何cmになるかは、商品ページの生地写真だけでは決められません。

例えば、左端に寄せたときには左の窓の一部が隠れるけれど、普段よく見る右窓は開く。その姿を受け入れるなら、使い方に合う場合があります。二つとも全開で見せることが必須なら、残る布の範囲を曖昧にしたまま進めない方がよいでしょう。

レールを交換すれば解決するという前提で、布だけ先に選ぶこともしません。ここで決めるのは、現状のレールで成立する一枚のカーテンです。条件に合わない場合は、独立して掛ける構成も含めて、購入対象を整理し直します。

ウィントの無地調で窓間をどう見せるか

ウィントはポリエステル100%で、麻のような表側の生地と、白い裏側の生地を組み合わせた二重織です。表面には細かな縦方向のしわや凹凸の表情があります。大きな柄を一枚の中につなぐことより、色と布の風合いを広く見せたい場合の候補になります。

一枚で二つの窓と間の壁を覆うと、布の中央にはガラスの前ではない部分もできます。光の当たり方が場所によって違うため、同じ生地がどこでも完全に同じ明るさに見えるとは考えません。無地調であっても、面の表情に変化があることを受け入れられるかを見ます。

色はアイボリー、ナチュラル、ベージュ、ブラウン、グレーです。壁へ近い色を置いて布の存在感を控えめにする案も、壁とは違う色で一つの面をはっきり見せる案もあります。どちらがよいかは、窓の並びを閉めたときにどう見せたいかで選びます。

例えば、木の家具が近くにあり、窓の場所にも素朴な表情を残したいなら、ナチュラルやベージュを比較できます。ただし、色名だけで家具と同色になるとは限りません。広い一面へ掛けたい色かを、壁と家具の両方との関係で考えてください。

天然の麻そのものを使いたい人には、ポリエステル100%という組成は希望と違います。また、まったくしわのない平滑な面を望む場合も、縦の細かな表情が合うかを見直します。窓をまとめる形が合っていても、生地の好みまで一致するとは限りません。

ウィントの商品ページ(インズ) で、色と生地の表情を確認できます。閉めた布の面を選ぶ一方、開けたときには同じ色の布が片側へ集まることまで含めて比べましょう。

二つの窓幅ではなくレール全体で注文する

注文幅は、覆うレールの幅を起点に考えます。二つの窓がそれぞれ幅60cm、間の壁が40cmなら、それらを足すと160cmです。しかし、この160cmがそのまま注文幅になるわけではありません。レールがその左右へ伸びている場合もあるためです。

仮に、カーテンを掛けるレールの幅が200cmだったとします。ウィントの1.5倍ヒダを選ぶ場合、インズの目安は200×1.05で210cmです。窓の幅二つだけを足した120cmでも、間の壁を含む160cmでもなく、実測したレール全体から求めます。資料1

片開きでは、この幅210cmを一枚で選び、数量1とします。両開き・数量1なら半分幅の二枚になるので、一枚でまとめたい今回の指定とは違います。「数量1」の意味だけで判断せず、開き方も一緒に見ます。

丈は、二つの窓を同じ裾で覆えることを確かめて決めます。例えばランナーの穴の下から下枠まで120cm、下へ15cmの重なりを取れる腰高窓なら、丈135cmが例になります。家具などがその下にある場合は、一律に足さず、布が下がる位置を確認します。資料1

この例の幅210cm・丈135cmは、ウィントの1.5倍ヒダの注文範囲内です。Aフックの合う既存レールを前提に、色、1.5倍ヒダ、Aフック、片開き、数量1までそろえます。注文丈にフック上部の布を自分で加えることはしません。

寄せる方向を指定する場合は、商品案内に従い、注文の通信欄にも記載します。左へ寄せたい例なら、室内から窓を見た向きで左へ寄せたい旨を添えます。片開きの選択だけで、自分が考えていた寄せ先まで伝わると思わないようにしましょう。

レールの幅を測る際は、今使う範囲を注文の途中で変えないようにします。片方の窓だけ隠したい幅を使いながら、一枚で二窓を覆うつもりになると、条件が一致しません。測る対象と、選んだ開き方が同じ構成を表しているかを照合しましょう。

一枚の布量と継ぎ目を受け入れて選ぶ

ウィントの1.5倍ヒダは、一枚の幅101cm以上で幅継ぎが入る条件です。幅210cmの片開きなら、その条件に当たります。一枚のカーテンとして届くことと、一枚の生地で継ぎ目なく作られることは別です。

無地調を選んでも、生地を縫い合わせる線がなくなるわけではありません。閉めたときの窓間の壁は隠せても、布の面に継ぎ目があることは受け入れて選びます。継ぎ位置を自分で指定できる前提にせず、そこが必須なら今回の構成を見直します。資料2

ウォッシャブルの商品ですが、一枚210cmの布は、半分幅の二枚に分かれる場合とは扱う範囲が違います。手入れや開閉の際に大きな一枚を動かすことも含めて考え、洗濯の方法は完成品の表示に合わせます。

二つの窓を同時に一つの面へ隠したい、片窓を先に開ける順番が決まっている、端に残る布を受け入れられる。その条件がそろえば、ウィントの商品ページ(インズ) で片開きの指定を照合できます。例は合計幅210cm・丈135cm・1.5倍ヒダ・Aフック・数量1です。窓ごとの独立した操作を優先したい場合は、一枚へまとめることを目的にせず、必要な開け方へ戻って選びましょう。

参考資料

  1. カーテンのサイズの測り方(インズ):レール幅、腰高窓の丈、開き方と数量。
  2. カーテンのスタイルと縫製仕様について(インズ):幅継ぎと仕立ての扱い。
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