厚地カーテン
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大きな木柄をカーテンで楽しみたい|ツリーのフラットとヒダを選ぶ

この記事の目次
大きな木の模様が気に入ったのに、カーテンにするとヒダの奥へ隠れてしまわないか気になる。窓いっぱいに柄を見せたいときは、上部にヒダ山を作らないフラットが候補になります。ただし、閉めたときに完全な平面になるわけではなく、開けて束ねた姿もヒダ付きとは違います。
インズの厚地カーテン「ツリー」は、大きな木柄をフラットとヒダ付きから選べる商品です。柄の広がりを優先し、自然な波や束ね方の違いを受け入れるならフラット。柄と一緒に規則的なヒダも楽しみたいなら、1.5倍ヒダの2つ山を検討できます。まずは、自分が窓を眺める時間と、毎日の開け閉めから選んでみましょう。
窓を閉めた姿と、朝に束ねた姿を想像する
大柄のカーテンを選ぶときは、布を広げた写真に目が向きます。でも、日中は左右に束ね、夜にだけ閉める部屋なら、二つの姿が暮らしの中にあります。夜のソファから木柄を眺めたいのか、昼に寄せた布のまとまりも大切なのかを先に考えておくと、縫製を選ぶ理由がはっきりします。
例えば、夕食後はカーテンを閉め、窓を背景にして長く過ごすなら、閉めた面に柄がどう出るかを重視できます。家具や壁が比較的すっきりしていて、窓に大きな模様を足したい場合は、木柄を広げて見せるフラットを検討する意味があります。
一方、掃き出し窓から一日に何度も出入りし、そのたびに布を左右へ寄せるなら、開けたときの扱いも無視できません。自然に寄った布を整えることまで楽しめるのか、できるだけヒダの形に沿ってまとめたいのかで、好みが分かれます。フラットだから必ず操作が軽くなる、という選び方は避けましょう。
窓の前にソファがあるなら、木柄の下半分がどこまで見えるかも確認します。布の全景を気に入っても、いつもの席から見えるのが上半分だけなら、その範囲に模様がある姿を想像する必要があります。家具を動かす前提にせず、今の部屋で見たい窓辺から考えてください。
ツリーは木柄を選び、縫製で見せ方を変える
ツリーは、大きな木のモチーフを配した2級遮光の厚地カーテンです。色はグリーンとブルー。ポリエステル100%の生地で、木柄の色や線を窓の大きな面に取り入れたい人の候補になります。
木の家具が好きだからグリーンを合わせたい、室内にある青い小物とブルーを見比べたい、といった選び始め方ができます。ただし、これは色を絞るための提案です。木の家具があればグリーンが必ず合う、ブルーならどの部屋でも落ち着いて見える、という決まりではありません。
また、柄を楽しめることと、必要な遮光条件が合うことは別です。ツリーの表示は2級遮光なので、1級であることが必須なら、この木柄を気に入っても条件を満たしません。部屋を完全に暗くすることを約束する商品としても選ばないでください。
商品を見るときは、木や葉の拡大だけでなく、布がどのように広がっている写真かも意識します。平らな生地の柄と、ヒダを作って掛けた柄では、正面に見える範囲が変わります。自分が欲しいのは木の輪郭を広く見ることか、波の中に柄が見え隠れする姿か。その違いが、次の縫製選びにつながります。
フラットと1.5倍ヒダで迷うとき
柄を広げて見せたいならフラット
フラットは、上部の生地をつまんでヒダ山を作らずに仕立てるスタイルです。インズの縫製案内でも、大柄や生地の表情を生かしたい場合の選択肢として説明されています。資料2
ツリーの木柄を広い面で眺めたいなら、フラットを先に検討できます。ただし、レールに掛けた布には幅のゆとりがあり、自然な波が生まれます。絵を額に入れたように、どの部分も常に正面を向く仕上がりとは違います。
その自然な表情を好むかどうかが大切です。「木柄を見せたいけれど、波の向きまで毎回同じでなくてよい」と思えるなら候補に残せます。逆に、いつも平面で木の全体を見たいという希望なら、フラットという名前だけで選ぶと期待がずれます。
ヒダの形も楽しみたいなら1.5倍ヒダ
ツリーの1.5倍ヒダは、仕上がり幅に対して約1.5倍の生地を使い、上部を2つ山につまむ仕様です。柄だけを平面で見せるというより、布の波と木柄を一緒に楽しむ方向になります。
木や葉の一部がヒダに入ることを受け入れ、整った波のある窓辺が好きなら、1.5倍ヒダが候補です。大柄だから必ずフラット、と決める必要はありません。毎朝寄せた姿も含めて選びたい人は、閉めた柄の見え方だけで優劣を付けないほうが選びやすくなります。
インズの案内では、フラットはプリーツ加工の対象外です。商品全体の仕様欄に加工の記載があっても、ヒダ付きのウェーブを整える加工がフラットにも付くと考えないようにします。フラットを選ぶ場合は、自然に寄る布の形を受け入れられるかまで考えてください。資料2
奥のレースもフラットなら、前後の収まりを見る
今あるレースもヒダのないタイプなら、二枚を掛けたときの関係が選択条件になります。インズは、前後ともレール幅の1.3倍で仕上げたフラットをダブルレールに掛ける例で、開閉時に生地が当たり、奥のレースが一緒に動くことを案内しています。資料2
これは、レールが二列あれば必ず別々に滑らかに動かせる、とは限らないということです。今のレースの上部、厚地を掛ける位置、その間に布が収まる様子を見ておきましょう。干渉を全く許容したくないなら、フラット二枚の組合せを見た目だけで決めないことが大切です。
同じ窓でも注文幅は変わる
縫製が決まると、注文する幅も変わります。インズの採寸案内では、フラットはレール幅の1.3倍が推奨です。1.5倍ヒダなどのヒダ付きは、レール幅300cm未満なら1.05倍を使います。資料1
ここでは、一般的な機能性レールの固定ランナーの中心間が200cmで、左右同じ幅の両開きにする窓を例にします。窓ガラスの幅や、今掛かっている布の端から端までを測った値ではありません。
フラットなら、200cm×1.3=260cmが注文する合計幅です。両開きでは、その半分の130cmのカーテンが二枚になる構成です。ツリーの注文欄には幅260cm、開き方は両開き、数量は1を指定します。
1.5倍ヒダなら、200cm×1.05=210cmが注文する合計幅です。両開きでは105cmのカーテンが二枚になるので、入力は幅210cm、両開き、数量1になります。二枚届くから数量2にするのではありません。
「1.5倍ヒダ」の1.5は、生地を使ってヒダを作る割合です。この例の注文幅を200cm×1.5=300cmにする意味ではありません。同じ窓でフラットとヒダ付きのどちらにするかを変えたら、色や丈をそのままにできる場合でも、幅は選んだ縫製に合わせて計算し直します。
また、木柄をもっと平らに見せようとして、フラットの幅をレールと同じ200cmに縮めるのも避けたい選び方です。ゆとりをなくすと、閉めたときの収まりや中央の隙間に影響します。柄を見せるための縫製選びと、窓を覆うための幅の確保を一緒に考えましょう。
木の位置と継ぎ目をどこまで求めるか
大柄を選ぶと、窓の真ん中に木を一本置きたい、左右を閉めたときに枝をつなげたい、と思うかもしれません。しかし、フラットを選ぶことは、柄の切り出し位置や左右の連続まで指定することとは別です。
ツリーにはサイズによって幅継ぎが入る案内があります。幅継ぎとは、生地を横へ足して縫い合わせた部分です。左右のカーテンを開けるために中央で分かれることとは異なります。フラットの表にも幅継ぎの条件があるため、ヒダをなくせば縫い合わせも必ずなくなる、とは捉えないでください。
インズの縫製案内では、幅継ぎの位置は指定できないとされています。窓の中心や家具の位置に合わせて継ぎ目を隠す、という注文を前提にしないようにします。資料2
例えば、ソファから眺めて「木々の雰囲気が広がっていればよい」と思うなら、柄の一部がヒダや端に入ることも含めて選べます。一方、「左右の枝が一本の絵のようにつながること」が必須なら、ツリーの通常の縫製選択だけでその希望を満たせるとは判断できません。柄を気に入ることと、配置の細かな指定を必要とすることを分けておきましょう。
サンプルで分かることと、丈で決めること
グリーンとブルーで迷う場合は、生地サンプルを壁や家具のそばに置いて、色と触れた印象を比べる方法があります。いつもカーテンを閉めて過ごす時間の照明でも見ると、昼の画面写真だけとは違う選択材料を持てます。
ただし、小さな生地片には、大きな木柄の全体が収まるとは限りません。サンプルは色や布そのものを知るために使い、完成品の柄配置、左右の連続、開けて束ねた量まで確かめられるものとは分けて考えます。
丈は、柄を多く入れたいからという理由だけで長くせず、裾を置きたい位置から決めます。掃き出し窓で床に引きずらない厚地を選ぶなら、ランナーの穴の下から床までを測り、インズの案内に従って1cm引きます。資料1
先ほどの幅200cmのレールで、穴の下から床まで202cm、Aフックが使える条件だと仮定すると、注文丈は202cm−1cm=201cmです。フラットでも1.5倍ヒダでも、この丈の基準は同じです。Aフックの上に出る生地の分を、自分でさらに加える必要はありません。
この例のフラット幅260cm・丈201cm、1.5倍ヒダ幅210cm・丈201cmは、それぞれの商品表に示された範囲内です。実際には自分のレールと床の位置で測り直し、注文する縫製の範囲と照合してください。フックも、レールや天井との位置関係に合うものを選びます。
柄の見せ方が決まったら注文内容へ移す
ツリーのフラットは、木柄を広く見せながら、自然な布の波も楽しみたい人の候補です。閉めたときの柄だけでなく、朝に束ねる姿や、奥のレースとの関係まで含めて選ぶと、自分に合う理由が見つかります。
例えばグリーンのフラットを選び、先ほどの採寸条件が合うなら、「幅260cm・丈201cm・両開き・数量1・Aフック」が注文メモになります。1.5倍ヒダへ変えるなら、合計幅は210cmへ計算し直します。ここまで決めてから、色・スタイル・幅・丈・開き方を商品欄で照合しましょう。
受注後の変更・キャンセルや、サイズ間違い・イメージ違いによる購入者都合の返品・交換は受け付けない案内があるため、縫製に迷ったまま先へ進めないことも大切です。木柄をどのように眺めたいかと、日々の扱い方の両方に合う一方を選んでください。
参考資料
- インズ「カーテンのサイズの測り方」 — 縫製別の幅計算、丈の測定基準、フック上部の扱い。
- インズ「カーテンのスタイルと縫製仕様について」 — ヒダとフラット、前後の生地の干渉、加工の対象、幅継ぎの位置。