レースカーテン

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レースを柔らかく垂らしたい|セレルの落ち感と透け方から選ぶ

この記事の目次
  1. 張りのある布か、流れる布かを選ぶ
  2. セレルのとろみと素材を確かめる
  3. ヒダは、柔らかさを固定する加工ではない
  4. 昼の景色と夜の透けを分担する
  5. 床へ付けずに、落ち感を楽しむ丈を決める
  6. 柔らかさと日々の開閉に納得して選ぶ
  7. 参考資料

レースの横へ張る感じより、下へ流れるような柔らかな姿を選びたいなら、インズの「セレル」が候補です。とろみのあるボイル生地とチェーンウェイトの裾を組み合わせたレースで、布全体の落ち感を楽しみたい場合に比較できます。裾の折り返しをなくすことだけでなく、生地そのもののしなやかさを選ぶのがポイントです。

ただし、柔らかく垂れることは、どの窓でも同じ波形が固定されるという意味ではありません。ヒダ、丈、開閉の仕方を分けて考え、夜の透けは厚地と役割を分担します。床に布をためなくても楽しめる方向として、希望する姿と注文条件を確かめていきましょう。

張りのある布か、流れる布かを選ぶ

今のレースに不満があるなら、まずどこを変えたいのかを見ます。下端の折り返しが帯のように目立つこと、横へ広がった感じがすること、ヒダが硬く整いすぎて見えることは、それぞれ別の希望です。セレルを比べる理由になるのは、布全体に柔らかな落ち方を求める場合です。

例えば、窓の横からレースを見ると膨らんで見えることが気になるなら、裾の仕上げだけを変えても、自分の望む姿になるとは限りません。生地の性質と仕立ての両方を確かめます。一方、今の生地の張りは好きで、裾の帯だけが気になるなら、とろみのある生地へ替えることが必要かを考え直せます。

「柔らかい」という言葉にも、触れたときの感触と、掛けたときに目に見える落ち方があります。写真で判断しやすいのは後者の手掛かりです。手触りを確認していないのに、肌に触れた感想まで想像で決めず、どちらを購入条件にしたいのかを分けてください。

部屋でよく見る方向も決めておくと比較しやすくなります。正面から窓全体を見る時間が長いなら波の並び、窓のそばを通るなら横からのふくらみや裾の位置も目に入ります。商品写真で好みの一枚を選ぶだけでなく、自分が日常的に見る姿へ結び付けて考えます。

セレルのとろみと素材を確かめる

セレルはポリエステル100%のボイルレースです。柔らかな落ち感が案内されていますが、シルクやレーヨンの素材を使っていると読み替えないでください。「とろみ」は目指す風合いを知る手掛かりで、素材名は別に確認する項目です。

裾はチェーンウェイト仕上げです。下端に幅広い折り返し帯を作る仕上げとは異なる姿を楽しめます。ただし、この裾の仕上げを選べばどの生地でも同じように垂れる、という話ではありません。セレルでは生地全体の柔らかさと裾の仕上げを組み合わせて選びます。

色はホワイト、クリーム、グレーです。白いレースの延長で選びたい場合も、壁や厚地との色の差を確かめてください。クリームの暖かみを好むのか、グレーを窓の面として加えたいのかは、柔らかな落ち方とは別の配色の判断です。同じヒダでも色の感じ方まで同じにはなりません。

インズのセレルの商品ページ では、布全体の写真で流れる姿を、裾の写真で仕上げを、仕様欄で素材を確認します。下端だけを拡大して選ぶのではなく、上から下までの布の面を好きかどうかが、今回の相談に対する中心になります。

生地を手元で確認できる場合は、平らに置く比較と縦に持つ比較を分けてみてください。色を見るときは平面でも比べられますが、落ち方を知りたいなら、垂れた部分がどのように曲がるかが手掛かりになります。ただし、小片で完成品の重さや一窓分のヒダを再現できるわけではありません。

ヒダは、柔らかさを固定する加工ではない

ヒダ付きのレースは、上部で布を寄せて山を作る仕立てです。1.5倍ヒダは二つ山、2倍ヒダは三つ山という違いがあり、布の量と上部の姿が変わります。どちらの呼び方も、注文幅へ自分でその倍率を掛ける指示ではありません。資料2

ここでは柔らかな波を楽しむための一例として1.5倍ヒダを考えます。写真で見た波の数をそのまま自宅の窓へ写すのではなく、必要な幅を覆う仕立てとして選んでください。レールの長さや布の寄り方が変われば、目に入るヒダの重なりも変わります。

インズの縫製案内では、形態安定加工はレースを対象としていません。セレルを柔らかく見せたいからといって、厚地向けの加工で均一な波形が固定されるものと考えないでください。商品写真の姿が開閉のたびに何もしなくても必ず再現される、という期待とは分けます。資料2

例えば、毎朝レースを片側へ寄せ、夕方に広げる使い方では、閉じた面と寄せた束の両方を日常的に見ます。閉じた波だけが好きなのか、端に集まった柔らかな布も好きなのかを確かめると、選んだ後の姿を思い描きやすくなります。片側へ寄せる幅を写真だけで正確に決めることはできません。

比べる写真では、布を広げた状態か、端へ寄せた状態かもそろえます。片方だけを強く寄せた写真同士では、柔らかさより生地の集まり方の違いを見ている可能性があるためです。

反対に、常に等間隔で同じ深さの波が並ぶことを最優先するなら、柔らかさを主な魅力にしたレースでその条件が満たせるかを慎重に考えます。自然な曲がりや重なりの違いを楽しめることと、整然と固定された形を求めることは、同じ好みではありません。

チェーンウェイトがあるから一切揺れない、と考えるのも避けてください。窓を開けるなど空気の動きがある場面と、写真の静止した姿は別です。ここで選ぶのは落ち感のある布であって、動かない板のような面ではありません。開閉を含めた布らしい変化を好めるかを見ます。

昼の景色と夜の透けを分担する

セレルには、昼間は外から見えにくいという案内がある一方、夜は室内が透ける説明があります。この二つをまとめて「いつも見えないレース」と読み替えないことが重要です。夜も厚地を閉めずに使いたいという条件なら、そのまま適合すると判断できません。

外が明るい時間帯でも、窓の向きや周囲の背景、見る距離によって印象は変わります。商品説明を手掛かりにしつつ、自宅で外から絶対に見えないと保証されるものとして選ばないでください。柔らかい布を好むことと、必要な目隠しの条件は別々に確認します。

室内から景色を見る場合も、透けるレースを掛けた後に、裸のガラスと同じ見通しになるわけではありません。外の景色をはっきり見たいのか、輪郭が柔らかく見えればよいのかを考えます。とろみのある見た目が気に入っても、景色の見え方まで写真から好都合に補わないようにします。

夜は厚地を閉める使い方なら、セレルは昼の布の表情を担う役割として整理できます。手持ちの厚地を残す場合は、その色と端へ寄せたときの量も一緒に見ます。白いレースを柔らかく垂らしたいだけなら、厚地まで同時に替える必要があるとは限りません。

例えば、昼の大半は厚地を開け、レースは閉じたままにする窓では、広がった布の姿を見る時間が長くなります。窓を出入り口として頻繁に使う場合は、何度も寄せる姿や動かし方も購入判断に入ります。好みの落ち感を、実際の開閉回数に合う使い方で楽しめるかを考えてください。

床へ付けずに、落ち感を楽しむ丈を決める

柔らかく流れる布の写真から、裾を床にためれば同じ姿になると考えない方がよいでしょう。セレルの落ち感は、注文丈を長くして床へ余らせることだけで作るものではありません。日常の開閉を考え、まず公式の採寸方法で窓に合う丈を決めます。

掃き出し窓の仮例として、前後それぞれのレールでランナー穴の下から床まで202cmだったとします。厚地を201cmにするなら、レースはさらに1cm短い200cmを目安にできます。床から約2cm空く例でも、柔らかな生地の表情を選ぶという目的は残ります。資料1

前後のレールの高さが違う場合は、それぞれ測り直します。今使っている厚地の丈から1cm引くだけで、別の位置へ掛けるレースの丈が決まるわけではありません。フックより上の立ち上がり分も、自分で注文丈に加算せず、店が示す測定位置を使ってください。資料1

幅は、固定ランナー中心間が200cmなら、300cm未満の公式式で200×1.05=210cmです。1.5倍ヒダ、両開き、全体幅210cm、数量1なら、左右各105cmの二枚になります。柔らかく見せるために注文幅を勝手に増減するのではなく、仕立てと必要幅を分けて入力します。資料1 資料2

セレルは一枚の仕上がり幅101cm以上で幅継ぎが入る案内なので、各105cmになる仮例では継ぎがある前提です。透ける布を一枚の継ぎ目のない面として見ることが必須なら、この点も確認してください。裾がすっきりした仕上げであることと、縦方向の継ぎの有無は別の条件です。

幅210cm・丈200cmは1.5倍ヒダの指定範囲内にある説明用の組み合わせです。レールがAフックに適するならAを選びます。腰窓や別のレール条件では採寸をやり直し、ここで示した値をそのまま使わないでください。

柔らかさと日々の開閉に納得して選ぶ

セレルは、裾だけを変えるよりも、布全体が下へ流れるような姿を選びたい人の候補です。写真どおりに固定された波形や、夜まで一枚で見えないことが必要なら、柔らかな落ち感だけを理由に決めないでください。昼に楽しむ布と夜の厚地を分担できることが、選びやすい条件です。

ウォッシャブルの案内があり、付属品はフックです。手入れは届いた製品の洗濯表示に従い、裾のチェーンウェイトや生地を自己流で加工して落ち方を変える前提にはしません。普段の開閉で見える表情を、そのまま好めるかを購入前に考えます。

仮例なら、ホワイト、1.5倍ヒダ、幅210cm、丈200cm、レールに合うAフック、両開き、数量1です。自宅の採寸値へ置き換え、左右各105cmの幅継ぎと夜の厚地の使い方も確かめます。選ぶ色が変われば、厚地や壁との並びも見直してください。

最後にセレルの公式商品ページ で、生地全体の落ち方と裾の仕上げをもう一度見ます。床へ布を余らせることに頼らず、窓に合う丈とヒダの中で柔らかな姿を楽しみたいなら、一窓の候補として選べます。

参考資料

資料1:インズ・カーテンサイズの測り方

資料2:インズ・カーテンの縫製スタイル

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