レースカーテン
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厚地は残してレースだけ替えたい|オミクレーの裾を見せない丈の決め方

気に入っている厚地はそのままに、レースだけ新しくしたい。夜に厚地を閉じたとき、後ろからレースの裾がのぞかないようにするには、古い注文丈を写すより、今の厚地の裾とレース側のランナーを基準に測ることが大切です。
オミクレーの麻風の布とすっきりした裾を選ぶ場合も、単純に「厚地の丈から1cm引く」で決めないようにしましょう。前後のランナーの高さが違うと、その計算では希望の位置に収まりません。厚地を残すという条件を固定して、新しい一組のレースを具体化します。
残す厚地の裾を基準にする
最初に、今の厚地をいつもの掛け方で閉じます。床からどれくらい浮いているか、左右の裾の高さに差がないか、中央と端で見え方が変わらないかを確認しましょう。ここで残したいのは購入時の数値よりも、現在気に入っている裾の位置です。
古い注文票に丈201cmと書かれていても、フックを動かしたり、別のレールへ掛け替えたりしていれば、今の見え方をその数字だけで説明できない場合があります。新しいレースの基準にするなら、残す厚地が現在どこで終わっているかを先に見ます。購入した店の注文方式が違う場合も、数字の丸写しを避ける理由になります。
たとえば厚地が床から1cm上で終わり、その姿を残したいなら、レースをそれより少し上に収める希望を作れます。今回はレースを床から2cm上にする例で考えます。厚地の下へ白い帯が出るのを避けつつ、昼にレースだけを広げたときには、希望した床との隙間が残る構成です。
ただし、厚地自体の裾が斜めだったり、片側だけ床に触れていたりして、その姿を変えたい場合は、固定する基準がまだ決まっていません。レースを先に注文してから厚地の位置を動かすと、二つの裾の関係も変わります。厚地をこのまま残すのか、フック位置などを変えるのかを決めてから測りましょう。
部屋の入口から見るだけでなく、普段座る場所からも厚地の下端を見ておくと、残したい見え方が分かります。床付近の色の差は、見る位置によって目に入りやすさが違います。新しいレースの裾を隠すために必要以上に短くするより、昼の姿も含めて好みの位置を決めることが大切です。
前後のランナーが同じ高さかを見る
次に、厚地を掛けている前側と、レースを掛ける後ろ側のランナーの高さを確認します。二重レールでも、ランナーの穴の下が必ず同じ高さにあるとは限りません。レール本体の上面がそろって見えることと、フックを掛ける起点がそろうことは分けて考えます。
インズの採寸は、ランナーの穴の下を丈の起点にする案内です。前後それぞれから床までを測ると、起点の違いを具体的な数値にできます。前が床まで202cm、後ろが200cmなら、後ろ側のランナーはこの例では前より2cm低い位置にあります。丈の測り方に沿って、二つを別々にメモしてください。
この前後差がある窓で、厚地の注文丈201cmから1cm引いた200cmをレース丈にするとどうなるでしょうか。後ろのランナーから床までが200cmなので、レースも丈200cmなら床まで届く計算になります。数値としては厚地より1cm短いのに、見た目では厚地の下に出てしまう例です。
厚地より短いレースという言い方は、注文欄の数値だけを比較すると誤解しやすくなります。欲しいのは床に対してレースの裾が少し高い位置にある姿です。その位置へ、後ろのランナーからどれだけの長さが必要かを考えると、前後の高さが違っても整理できます。
前後が同じ高さの場合は、厚地の注文丈とレースの注文丈を比較しやすくなります。それでも、古い厚地の表示が総丈なのか、フックから下の注文丈なのかが不明なら、その数字を使う必要はありません。今の裾位置と、新しく掛ける起点から希望の裾までを測る方法なら、古い記録の読み違いを避けられます。
オミクレーの裾の仕上げを選ぶ
新しく広げるレースには、麻のような質感のオミクレーを候補にします。ポリエステル100%で、程よく透ける布です。夜は手持ちの厚地を閉じ、昼にはレースの自然な表情を見せたい場合に検討できます。既存の厚地を残しながら、日中に見える面だけを変える選び方です。
裾はチェーンウェイト仕様です。大きな折り返しの帯を強く見せたくないなら、希望する裾位置だけでなく、そこで布がどんな形で終わるかも確認したいところです。同じ丈でも、下端の仕上げが違うと、昼にレースだけを広げたときの印象が変わります。
この仕様を選ぶ場合、丈が長ければあとから裾の折り返しを調整すればよい、という前提では注文しないようにします。今ある別のレースと同じ裾構造とは限りません。ここでは長い布の補修や裾上げを考えるのではなく、希望の仕上がり丈を注文時に決めます。
色はホワイトを例にします。既存の厚地が白に近い色でも、二つの白が同じ色に見えるとは限りません。昼に厚地を寄せたときは、端の厚地と広げたレースが同時に目に入ります。夜の裾だけを隠すことに集中せず、隣り合う色と麻風の質感も好めるかを見ましょう。
オミクレーはシームレスの案内があるため、広げた布面の幅継ぎを気にしたくない場合にも確認できます。ただし、前に残す厚地のヒダや縫い目とレースの形が一致するわけではありません。今回そろえるのは希望した裾の位置関係で、二つの生地を同じ外観にする注文ではないことを分けておきます。
希望する裾から新しい丈を逆算する
前側ランナーから床まで202cm、後ろ側から床まで200cm、厚地の裾が床上1cmという例に戻ります。新しいレースを厚地の裾より1cm上、つまり床上2cmにしたいなら、後ろの200cmから2cmを引きます。注文丈は198cmです。前の201cmという数値を計算の出発点にはしていません。
二つの裾を床から見れば、厚地が1cm、レースが2cm上にあり、レースが1cm高い関係になります。一方、注文丈だけを見ると厚地201cm、レース198cmで3cm差です。この違いは前後のランナーに2cmの高さの差があるためです。「レースは厚地より3cm短くする」と覚えるのではなく、この窓の起点と希望位置から出た結果と考えます。
もし後ろのランナーも床まで202cmだったなら、同じ床上2cmの希望に対するレース丈は200cmになります。希望する裾の見え方は同じでも、掛ける起点が変われば注文丈が変わることが分かります。買い替える布だけを測るのではなく、掛ける場所から測る意味はここにあります。
Aフックを選ぶ例では、インズの上部立ち上がり1cmは注文丈に加えて作る案内です。198cmへさらに1cmを足して199cmを注文する必要はありません。レースの裾を決める丈と、ランナーより上に出る部分を混同しないようにします。後ろのレールに掛ける上部の納まりも、別に確認してください。
数値をまとめるときは、測った距離と計算した注文丈を同じ行で混ぜない方が照合しやすくなります。「後ろのランナーから床200cm」「希望する床上の隙間2cm」「注文丈198cm」と順に残します。購入先へ相談する場合も、最後の198cmだけでなく、どこから測り、どこまで垂らしたいかを説明できます。
幅と開き方はレース側で決める
丈が決まったら、幅も後ろ側のレールから考えます。手持ち厚地の注文幅を写せばよいとは限りません。前後でレールの長さや形が違えば、布が覆う範囲も変わります。レース用のレールを測り、選ぶ仕立てに合う幅を求めましょう。
例として、後ろのレール幅が200cmで、1.5倍ヒダを選ぶ場合、インズの通常のヒダ付きで300cm未満の案内に従って1.05を掛けます。200cm×1.05で注文幅210cmです。1.5倍という名前に合わせて、注文欄へ300cmを入れる計算ではありません。生地をヒダにする量と、レールへ掛ける仕上がり幅を分けます。
両開きの幅210cmは、105cmの二枚になる注文です。数量1で一窓分の二枚を用意するため、一枚ずつの幅105cmを一窓の注文幅として入力したり、二枚だから数量2にしたりしないようにします。縫製と枚数の案内に合わせ、幅、開き方、数量を一組で確認します。
既存の厚地も両開きであれば、レースを中央から開ける動作を残しやすい構成です。ただし、ヒダの山や中心の端が厚地と完全に一致することを注文の条件にはしません。夜に厚地を閉じる姿と、昼に厚地を両端へ寄せてレースを広げる姿で、必要な位置が確保できるかを見ます。
新しいレースの幅を決めるときには、厚地を動かした際に後ろの布が一緒に引かれないかも確認しておきます。丈を整えても、前後の布の距離が足りなければ別の使いにくさが残ります。今回の丈の計算が、幅や前後の接触まで直す仕組みではないことを押さえておきましょう。
厚地を残す一窓分のレースを選ぶ
この例の注文メモは、オミクレー、ホワイト、1.5倍ヒダ、Aフック、幅210cm、丈198cm、両開き、数量1です。後ろのレール200cm、ランナーから床200cm、レースの希望する床上の隙間2cmに対応します。厚地は現在の床上1cmの姿を残す条件です。
選ぶ前には、夜に厚地を閉じたときの裾の関係と、昼にレースだけが見えるときの隙間の両方を思い浮かべます。厚地の下から見えないことだけを優先して極端に短くすると、昼に欲しかった窓全体の姿から離れるかもしれません。手持ちの厚地を残す利点を生かしながら、レース単独の姿も選びましょう。
測った起点と希望する位置がそろったら、オミクレーの公式ページで買い替えるレースの仕様を選ぶ
段階へ進めます。覚えておきたいのは198cmという例の答えより、後ろのランナーから希望の裾まで測る方法です。今ある厚地を基準にした一窓分を、前後の高さの違いも含めて注文へつなげてください。