レースカーテン

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レースを二重にして刺繍を楽しみたい|ケルクとプロトスの重ね方を選ぶ

この記事の目次
  1. 二種類のレースに、模様と背景の役割を分ける
  2. ケルクの刺繍を室内側で眺める
  3. 窓側のプロトスを閉める時間を考える
  4. 前後の開閉を、自分の窓で使い分ける
  5. 二本のレールを別々に測って注文する
  6. 二商品と四枚の関係を整理して選ぶ
  7. 参考資料

窓辺を厚地で覆うより、レースの表情を中心に整えたい。でも、刺繍の入った透けるレースだけでは、閉めたときの見え方が気になる。そんな窓では、刺繍レースを室内側、無地の遮像レースを窓側へ掛ける組合せを考えられます。

ここでは、インズの「ケルク」と「プレミアムプロトス」を前後に使う案を紹介します。二商品を組み合わせる編集上の提案で、店が一組として販売するセットではありません。刺繍と無地に役割を分け、どちらを開けたときに何が残るかを考えてから、それぞれの寸法を選びます。

二種類のレースに、模様と背景の役割を分ける

今回の組合せでは、室内側のケルクを眺める布にし、窓側のプレミアムプロトスを背景になる布として考えます。厚地の色を背景にする構成とは違い、前後ともレースを使います。刺繍の入った一枚と、白い無地の一枚を別々に動かせることが、選ぶ際の中心です。

たとえば、普段は刺繍を手前に見せながら、窓側の白いレースも閉めて過ごしたい場面です。景色を透かして見たいときには窓側を開け、ケルクだけを残す使い方も考えられます。ただし、その状態では閉じていたプロトスの役割もなくなります。形だけでなく、使う布が変わることまで一緒に考えます。

先に確かめたいのは、厚地を閉めて光を遮る時間が必要かどうかです。夜の外灯や朝の光を遮りたい窓なら、レース二種類だけで同じ役割を置き換えることはできません。二重にすれば遮光の厚地と同じになる、という前提で選ばないようにしましょう。

一方、光を通す布の表情を残し、模様も無地の面も眺めたい窓には、この構成を検討する理由があります。単独の刺繍レースだけを選ぶ場合より、背景に何を掛けるか、開閉でどの姿を使うかまで決められます。

二層を別々に動かす手間もあります。前後を一度にまとめて動かすことだけを望む場合には、その操作が合うかを考え直します。レースを二重にするという見た目の名前だけで決めず、朝・日中・夜に自分がどの布へ手を掛けるのかを思い浮かべて選びます。

ケルクの刺繍を室内側で眺める

ケルクは、アイボリーの生地にシャンデリア柄のコード刺繍を入れたレースです。裾は波形のスカラップになっています。布の面だけでなく下端の輪郭まで飾りたいなら、室内側へ掛けて眺める理由になります。

ここで大切なのは、刺繍そのものを気に入っているかです。無地の白い背景を足せばどんな柄も合う、という選び方にはしません。窓の近くにはっきりした柄物がある場合も、それを残した部屋へシャンデリア柄を加えたいかを考えます。

アイボリーと、背景にするプロトスのホワイトは、同じ色名ではありません。両方を白系として候補にできますが、二枚を重ねれば同じ白になるとは決められません。色の違いを感じる組合せが好みか、できるだけ一色の面に見せたいのかで、重ね方への評価も変わります。

ケルクはシームレス仕様で、幅方向の継ぎ目がないレースとして案内されています。刺繍のある面を楽しみたい希望に合う要素ですが、ヒダや左右の開きまで消えるわけではありません。前から見る布の凹凸も含めて、好きな模様の見え方を選びます。

今回の例は、1.5倍ヒダの2つ山にします。前後それぞれに波のある布を掛けながら、手前のヒダを控えめに見せる案です。インズがケルクで紹介している2倍ヒダの豊かな姿を優先したい場合もありますが、ここでは二層の開閉と注文を考えるため、1.5倍にそろえた例で進めます。

刺繍の細部とスカラップの形は、ケルクの商品ページ(インズ) で確認できます。窓の下に家具があるなら、裾の装飾が普段の視線からどこまで見えるかも考えます。前に掛けることだけで、隠れていた裾まで見えるようになるとは限りません。

窓側のプロトスを閉める時間を考える

プレミアムプロトスは、注文色をホワイトとする無地のレースです。商品説明にはオフホワイトという表現もあるため、青みのある真っ白を前提にしないようにします。ケルクの背後へ、柄を増やさずに白い面を置きたいときの候補です。

販売ページでは、昼と夜の遮像等級をともに5級と表示しています。これは販売者が掲載する試験に基づく表示です。同じページには、室内から外の景色は見えづらいことや、夜の撮影例で天井照明の光が見えることも説明されています。等級だけを見て、自宅でも何も見えなくなると考えないことが大切です。

この景色の見えづらさは、二重にする場合にも選択条件になります。奥のプロトスを閉めたまま、手前のケルク越しに庭をはっきり眺めたい、という期待とは合いません。外の眺めを優先する時間には奥を開けることになりますが、その間はプロトスで覆う状態ではなくなります。

裾はチェーンウェイト、幅方向はシームレス、形態安定加工も付く仕様です。背景になる無地の布を、ウェーブのある面として考えられます。前面のスカラップとは裾の仕上げが異なるため、二枚とも同じ輪郭になるつもりで選ぶのではなく、前後の役割として見ると整理しやすくなります。

ケルクとプロトスを重ねた状態について、明るさや見えにくさの試験値を示せるわけではありません。プロトス一商品の表示を、二商品を合わせた結果として使わないようにします。レースが増えるほど必ず望む見え方になるという考えではなく、それぞれの説明と自宅で必要な条件を照合します。

景色よりも白い背景を選びたい時間があるなら、プロトスを閉める使い方に意味があります。その時間がほとんどなく、外の眺めを常に優先したいなら、後ろへもう一枚を加える必要があるかを見直すこともできます。二重の形を作ること自体を目的にしない選び方です。

前後の開閉を、自分の窓で使い分ける

両方を閉じた状態では、室内側に刺繍、窓側に無地のレースが残ります。まずこの姿を日常の中心にしたいかを考えます。背景があることで刺繍が必ず鮮やかになるという保証はありませんが、二つの布を重ねた見え方を選ぶ基本の状態です。

ケルクを閉じ、奥のプロトスだけを開けると、前には刺繍レースだけが残ります。ケルクの商品説明には、レース越しに外を楽しめる透け感が案内されています。この姿を使う場合も、プロトスを閉じたときと同じ見えにくさが続くとは考えません。

反対に、ケルクを開けてプロトスだけを閉じると、白い無地の面を見せる使い方になります。模様を眺める時間と、無地の面にしたい時間を分けたいなら、この開け方にも意味があります。刺繍が一日中中央に見えていてほしい人にとっては、出番が少ないかもしれません。

二つとも開ける場合は、前後のレースをそれぞれ左右へ寄せます。中央の窓は開きますが、端には二層分の布が集まります。窓のそばへ家具を置いている場合や、出入りする窓の場合は、寄せた布の位置まで使い方に含めます。レースだからまとまったときの量を気にしなくてよい、とはしません。

奥の布を動かす際には、手前のケルクをよけて手を伸ばす場面があります。その動きが普段の窓に合うかも考えてください。見た目は好きでも、前後を頻繁に操作することが面倒に感じるなら、どちらか一種類で過ごす時間を増やすなど、必要な構成へ戻って考えます。

レールの前後間隔も確認します。インズの採寸案内では、とくにフラット同士を重ねる場合の生地の干渉に触れています。今回の1.5倍ヒダでも、どんなレールなら必ず接触しないと保証されるわけではありません。自宅のレールの形と、前後に布を動かす余地を確かめてから選びます。資料1

二本のレールを別々に測って注文する

二種類を前後に掛ける場合は、それぞれを掛けるレールから幅を測ります。見た目が似たダブルレールでも、前後の長さが同じとは限りません。一般的な機能レールでは固定ランナーの中心を基準にし、窓ガラスの幅や今ある布の幅で代用しないようにします。資料1

インズのヒダ付きカーテンは、レールの幅にゆとりを加えて注文幅を決めます。300cm未満の例では1.05倍です。前後のレールをそれぞれ測った結果がどちらも200cmなら、各商品で入力する幅は210cmになります。前後を合算して420cmの一商品を注文する考え方にはしません。

丈も、前後それぞれのランナーの下から測ります。レールの高さが違えば、同じ注文丈でも床との距離はそろいません。前側だけ測って後ろにも同じ数字を使うのでなく、裾をどこへ置きたいかと測定値を二つずつ整理します。

ここでは、前後ともランナー下から床まで201cmで、どちらも床から2cm空けたいという例を考えます。この希望なら注文丈はそれぞれ199cmです。床から2cmという間隔は、この組合せで裾の位置を決める例であり、二重レースは必ず2cm空けるという公式の決まりではありません。

一般的な厚地とレースの採寸案内には、レースを厚地より短くして隠す考え方があります。今回の前面は、裾の刺繍も眺めたいレースです。厚地へ隠すための長さの関係をそのまま使うのではなく、前後の裾をどこに見せたいかを決めます。違う高さにしたい場合は、その希望を各レールの測定値へ反映します。

フックは、両商品ともAフックを標準とし、Bも選べます。例では自宅の取り付け条件にAが合うとして選びます。インズはAフックの上部の生地1cmを店側で加える案内なので、ランナー基準で決めた199cmへ、自分でその1cmを足す必要はありません。資料1

二商品と四枚の関係を整理して選ぶ

インズの両開きは、一窓分の注文幅を入力し、その半分の幅のカーテンが二枚届く方式です。ケルクとプロトスのそれぞれで「両開き」を選び、数量を1にします。前後とも両開きなら、ケルク二枚とプロトス二枚、合計四枚になる関係です。

前後のレール幅が200cm、注文幅が各210cmという例では、ケルクは105cm幅が二枚、プロトスも105cm幅が二枚です。両開きだからと入力幅を先に105cmにすると、その幅がさらに分割されます。届く一枚の幅と、画面へ入力する一窓分の幅を分けておきましょう。

注文内容は、ケルクのアイボリーと、プロトスのホワイトを別々にまとめます。両方とも1.5倍ヒダ、幅210cm、丈199cm、Aフック、両開き、数量1という例ですが、同じ数値になるのは前後を測った結果と裾の希望が同じだからです。商品が二つあるという理由だけで、同じ寸法をコピーしないようにします。

両商品はポリエステル100%で、洗えるレースとして案内されています。ただし、取り外して手入れする布も二種類になります。洗い方は各商品の表示を確認し、取り外した後に前後を取り違えないよう、商品名と掛ける位置を一緒に覚えておくと扱いやすくなります。

選ぶ条件がそろったら、室内側のケルクの商品ページ(インズ) と、窓側のプレミアムプロトスの商品ページ(インズ) で、それぞれの色・ヒダ・幅・丈・開き方を照合してください。刺繍を見せる布と、閉める時間を選ぶ白い背景。その役割を自分の窓で使い分けたいかを決めてから、二種類をそろえましょう。

参考資料

  1. カーテンの測り方(インズ)
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