レースカーテン
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夜もレースの花柄を楽しみたい|ギャレでつくるフロントレース

この記事の目次
昼はレースの模様を眺められるのに、夜に厚地を閉めると隠れてしまう。夜に過ごす時間が長い部屋なら、レースを室内側、厚地を窓側に掛ける「フロントレース」が選択肢になります。厚地を閉めたあとも、手前のレースを窓辺の表情として残せる掛け方です。
丸い花の模様を楽しみたい場合は、びっくりカーペットのレースカーテン「ギャレ」を検討できます。透け感のあるボイルに花柄が広がる商品で、同店のフロントレースの解説でも紹介されています。ただし、背景にする厚地との相性や、裾の位置、左右の柄がつながらないことを先に考える必要があります。
今ある無地の厚地を使う前提で、夜の見え方からギャレの幅・丈・枚数を決めていきましょう。
夜の模様と、昼の開け方を先に決める
フロントレースでは、普段と前後の役割が入れ替わります。室内側で見せる布がレース、窓側で背景になる布が厚地です。レースを前にするという名前だけで選ばず、いつ、どちらを開けるかまで想像すると、自分に合う使い方が分かります。資料1
昼にレースだけを広げたいときは、奥の厚地を左右へ寄せます。夜は厚地を閉め、その手前にレースの花柄を重ねます。窓を開けたり外へ出たりするときは、前後の布をそれぞれ寄せることになります。
例えば、夜はソファに座って窓辺を眺め、昼は厚地を開けたまま過ごす部屋なら、夜にも花柄が見えることに意味があります。一方、日中に何度も厚地を開閉するなら、手前のレースをよけて奥へ手を伸ばす動作が増える点も考えたいところです。
見た目が気に入っても、その操作が毎回気になるなら、フロントレースにこだわらず、通常の前後配置で楽しめるレースを選ぶほうが希望に合うかもしれません。これはレースの品質の違いではなく、過ごし方と掛け方の相性です。
また、夜に模様を見せることと、夜もレース一枚で使うことは別です。ここで考えるのは厚地を背景に重ねる組合せです。ギャレの透け感を、夜に室内が外から見えないという機能に読み替えないようにしましょう。
ギャレは、透ける面と花柄を重ねて楽しむレース
ギャレは、全体に植物のデザインをあしらったボイルレースです。丸い花の模様を窓辺へ加えたい人に向いており、厚地の大きな柄を増やすのとは違う形で、布を重ねる楽しみを持てます。
素材はポリエステル100%、仕立ては1.5倍ひだです。平らな一枚の絵を張るような姿ではなく、波のある布として花柄を見ることになります。模様が正面を向く部分も、ヒダの向きで見えにくくなる部分もあることを、完成した窓のイメージに含めておきましょう。
今ある厚地が無地なら、その色を背景にして、手前へ模様を足す組合せから考えられます。厚地も大きな花柄や幾何柄の場合は、二つの模様が重なって見える点を先に確認したいところです。レースだけの写真を見て決めると、背景が加わったときの印象を見落としやすくなります。
ギャレにも同じ名前の厚地がありますが、今回選ぶのはレースの商品です。花柄を夜も手前で眺めたい、透ける部分から背景の色も感じたい、という希望に合うかを商品写真で見てみてください。
昼の透け方と夜の背景を別々に比べる
前後に重ねるカーテンは、それぞれを単独で好きかどうかに加えて、二枚になったときの見え方で選びます。ギャレを選ぶ際も、昼の窓の明かりを背景にする状態と、夜に厚地を背景にする状態は分けて考えましょう。
淡い色の厚地を残すなら、レースの花柄との違いが自分の好みの強さで見えるかを確かめます。全体がなじむ姿を望むのか、花の輪郭をもっと目立たせたいのかで、同じ重ね方への評価も変わります。「淡い厚地ならどのレースでも合う」とは決めないことが大切です。
濃い色の厚地の場合は、レースを重ねた窓が部屋の中でどのくらい目立つかも見ます。背景と模様の差を楽しみたいなら候補になりますが、窓をできるだけ控えめにしたい希望とはずれる可能性があります。背景が濃ければ花柄が必ずきれいに見える、という保証でもありません。
比べる場所は、カーテンのすぐ前だけでなく、普段いる位置も選びます。昼は食卓から、夜はソファから眺めるなら、それぞれの距離で何を見たいかを決めておきましょう。近くで一つ一つの花が好きでも、離れた位置では窓全体の模様の密度が気になる、という違いを想像できます。
生地で確かめたい場合、商品ページにはサンプルで色味を確認する案内があります。手元の生地を重ねて比べるときは、昼の窓辺と夜の照明下で見る、という方法が考えられます。ただし、小片で窓全体の花柄配置や完成品のヒダまで再現できるわけではありません。サンプルは背景との色の関係を見るもの、商品写真は全体のデザインを見るものと、役割を分けます。
ここで「夜は花柄を見せたいが、昼にレースだけになった姿は好みではない」と感じるなら、夜の一場面だけで購入を決めないほうがよいでしょう。昼夜で表情が変わること自体を楽しめるかが、フロントレースの選びどころです。
左右の柄を、一枚の絵としてつなげない
ギャレは柄の出方を指定できず、二枚以上で使うときも左右の柄合わせは行われません。両開きにした際、中央で花がぴったりつながる姿や、同じ花が左右対称に並ぶ姿を前提に選ばないでください。
また、幅101cm以上の商品には生地の継ぎ目が入ります。継ぐ部分はできるだけ柄を合わせるものの、完全に連続する柄にはならないという案内です。一枚の中の継ぎ目と、左右二枚が出会う中央部分は、別の確認点として考えます。
例えば、窓全体に花柄が広がり、開け閉めによって見える模様も変わる姿が好きなら、この条件を受け入れて選べます。一方、窓の中央に特定の花を置きたい、左右で模様の高さをそろえたい、という希望が必須ならギャレは向きません。
前面にレースを出すと、厚地を閉めた時間にもその模様を見ることになります。普段は隠れるから気にならないと思っていた柄の不連続が、夜には気になるかもしれません。花柄そのものだけでなく、「配置までは選ばない」という条件にも納得できるかを見ておきましょう。
継ぎ目を避けるために必要な幅を削ると、カーテンを閉じるためのゆとりが不足します。柄をつなげるために左右の丈を変えることも、裾の段差につながります。模様の条件と窓を覆う寸法は分け、必要な寸法の中で好みが成立するかを判断してください。
丈の数字より、前後の裾の高さを決める
一般的な掛け方では、窓側のレースが厚地の下から見えないよう、レースを短くする案内があります。フロントレースでは見せたい側が逆になるため、その差をそのまま当てはめると、手前のレースの下から厚地が見えることがあります。資料2
びっくりカーペットのフロントレース解説には、レースを長めにする案と、前後を入れ替えやすい同じ丈・Aフックの案があります。ただし、注文する丈を何cm増やすかだけで決めるのではなく、掛けたあとの裾の位置から考えることが大切です。資料1
床上の余白をそろえる場合の例
ここでは、床に裾を引きずらず、前後とも床から2cm上にそろえる例を考えます。この2cmは、目指す見え方を決めるために置いた条件です。
室内側のレールで、フックを掛けるランナーの穴の下から床までが202cmなら、レースの注文丈は「202cm−2cm=200cm」です。一方、窓側の穴の下から床までが203cmあり、既存厚地の掛け位置から裾までが201cmなら、厚地も「203cm−201cm=床上2cm」になります。
この例では、レースが200cm、厚地が201cmでも、目指す裾位置は同じです。前後のレールの高さが違うためです。逆に穴の高さが同じなら、同じ丈を選ぶことで同じ裾位置を目指せます。
手持ちの厚地のラベルにある丈だけを見て、レースを同じ数字に決めないようにしましょう。厚地を窓側で使うときの裾位置と、新しくレースを掛ける室内側の穴の高さを、それぞれ確認します。縫製上の誤差もあるので、計算だけで上下が完全に一致する保証にはなりません。
長く見せたい場合も、床までの距離を先に見る
手前のレースを厚地より下まで見せたい場合も、単純に厚地の丈へ数cmを足さず、レース側の穴から希望する下端までを測ります。床に触れさせたくないなら、残せる余白の中で考える必要があります。すでに厚地が床近くまである窓では、希望する段差を作れないこともあります。
ギャレはA/Bフックを選べますが、ここでは既存レールにAフックが適合する例です。同店の採寸では、注文丈はランナー穴の下を基準にし、Aフックの上に出る生地分は工場側で加えます。自分でその分を注文丈へ足しません。Bフックへ変えるだけで前後の収まりが整うとは考えず、レールや上部の空間との適合も見ます。資料2
一枚分の幅と丈を、注文欄へ移す
上下の位置が決まったら、レースを掛けるレールで幅を測ります。機能レールの場合は、左右の固定されたランナーの穴の間が基準です。前後のレールが必ず同じ幅とは限らないため、既存厚地の幅をそのまま写さないようにします。
びっくりカーペットの案内では、レール幅に1.05を掛けてゆとりを含め、両開きなら半分ずつを二枚注文します。レール幅180cmの例なら、「180cm×1.05÷2=94.5cm」。幅の小数を切り上げ、一枚95cmを二枚にします。二枚の合計は190cmで、必要なゆとりを含む189cm以上になります。資料2
ギャレの注文欄には、幅の選択欄と丈の選択欄に加え、「仕上がり幅」「仕上がり丈」を指定する欄があります。一枚95cm・丈200cmを希望する例では、幅は100cm、丈は204cmの区分を選び、仕上がり幅95cm・仕上がり丈200cmを指定します。選んだ区分より大きく加工することはできないため、丈199cmの区分から200cmへ延ばす指定にはしません。
販売単位は一枚です。この例の購入数は二枚で、合計幅190cmを一枚分の仕上がり幅へ入力するわけではありません。選択する区分、届けてほしい一枚の寸法、枚数の三つを分けると、入力を照合しやすくなります。
ギャレにはアジャスターフックが付きますが、タッセルは付属しません。レースも束ねて使いたいなら、留め方を別に考えておきます。昼に奥の厚地を寄せ、窓を使うときは手前も寄せるという、自分が選んだ使い方に戻って確認しましょう。
夜に残したい花柄から、注文内容を決める
ギャレのフロントレースは、厚地を閉める夜にも花柄を眺めたい人の候補です。残す厚地と重ねた表情が好みで、左右の柄が連続しない条件を受け入れられるなら、次に前後の裾位置を決められます。
注文前には、背景にする厚地、レースを掛ける側の採寸値、一枚の仕上がり幅と丈、必要枚数を一組のメモにします。例の条件なら「ギャレのレース、幅95cm・丈200cmを二枚、Aフック」です。自分の窓ではその数値を測り直し、夜に見たい窓辺と日々の開閉の両方に合うかを確かめて選びましょう。
参考資料
- びっくりカーペット「フロントレーススタイルとは?」 — 前後の配置、生地の重ね方、丈を決める考え方。
- びっくりカーペット「カーテンの採寸方法」 — 幅のゆとり、丈の測定位置、フック、寸法の加工指定。