厚地カーテン
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コーナー窓の角に布をためたくない|リュクスを二つの片開きで選ぶ

コーナー窓を開けたとき、角に厚地が集まると、二つの窓がつながる眺めを布が遮ってしまいます。角を空けたいなら、独立した二本の直線レールに、それぞれ外側へ寄せる片開きのリュクスを選ぶ方法があります。
大切なのは、角を一つの窓としてまとめて注文しないことです。左右の面ごとに幅と丈を測り、別々の一枚として用意します。同じ色を選んでも、窓幅が違えば布の量も縫い目の条件も変わります。開いたときの寄せ先と、閉じたときの角の納まりを確かめてから、二枚の仕様を決めましょう。
二本の独立レールかを確認する
最初に見るのは窓ガラスの形より、カーテンを動かすレールです。部屋の角を挟んで窓が二面あっても、直線レールが面ごとに終わる形と、曲がった一本のレールでつながる形では、布の動かし方が違います。ここで扱うのは前者です。左の布は左面のレール内、右の布は右面のレール内だけを動き、角を越えて隣へ移ることはありません。
角から左右の外端まで指でたどるつもりで眺め、ランナーがどこで止まるかを見ます。角の近くに二つの端があれば、布もそこでそれぞれ終わります。見た目にレールが接していても、ランナーが連続して動くと決めつけないようにします。一本につながるレールなら、以下の二枚の幅をそのまま当てはめず、そのレールの開き方から考える必要があります。
また、片開きに変えれば角の隙間もなくなる、とは限りません。閉じた布の端がどこへ来るかは、二本のレールの前後位置や終わり方に左右されます。今掛かっている布を閉じて、角で端同士がどう出会うかを見ると、残したい納まりが分かります。角の覆い方が成立していることを前提に、開いた布の置き場を変える相談として考えます。
たとえば、左のカーテン端が右面の少し手前で終わっている窓なら、左の注文幅を少し増やすだけで右面まで回り込むとはいえません。レールの経路と布の幅は別の条件です。角の納まりが分からない場合は、二面の写真とレールの端の位置を整理し、購入先へ確認してから寸法を確定させましょう。
角を空ける二つの寄せ先を決める
二本が独立していると分かったら、左面の布は左外側へ、右面の布は右外側へ寄せる形を考えます。窓の角を中心に、布がそれぞれ離れていく開き方です。通常の両開きを各面に掛けると、各窓の角側にも布が残ります。角に束を置きたくないという希望には、各面を一枚にする方が合う場合があります。
ただし、布の置き場が消えるわけではありません。角から離した分は外端に集まります。左外側に背の高い家具が近ければ、広い左面の布が家具との間に収まるかを先に考えます。右外側に窓の取手があるなら、右の布を寄せた状態でその取手を使えるかが判断材料になります。角の眺めだけでなく、毎日使う場所を布で覆わない配置にします。
二面の幅が違うと、同じ生地とヒダでも外端の束は左右同じ量にはなりません。広い面には多くの布が必要なので、二つの束を見た目で左右対称にすることより、角を空ける目的を優先できるかを考えましょう。束の幅は生地や仕立て、寄せ方で変わるため、レール幅から一定の数値として保証できるものではありません。
朝は両面を開き、夕方は片面だけ先に閉じる、といった使い方も想像しておくと選びやすくなります。二つの片開きなら、隣の面の布を動かさずに一面ずつ操作します。一方、角の一か所からまとめて開閉したい人には、その動作が合わないこともあります。いつも立つ位置から各外端へ手が届くかまで含めて、寄せ先を決めてください。
なお、部屋の入口からだけ見て寄せ先を決めると、普段座る場所での眺めを見落とします。入口では外端の束が目立たなくても、角の近くの椅子からは窓の一部を大きく覆って見えるかもしれません。二面とも開ける位置と、一面だけ閉じる位置を決めて、いつも過ごす場所から見たい範囲を確認します。
二面を同時に閉じたときは、角に近い端の生地が互いを押していないかも見ておきます。既存の布で気になる押し合いがあるなら、同じレールで生地だけを替えて解消すると期待しない方がよいでしょう。上部の位置と下まで垂れる端の見え方を分けて記録しておくと、購入先にも相談しやすくなります。
リュクスの同色と幅継ぎを選ぶ
二面を同じ厚地で整えたい場合の候補が、インズのリュクスです。杢調の表情と控えめな光沢がある生地で、ポリエステル100%。ここではライトグレーの1.5倍ヒダを選び、角を挟んで色と仕立てをそろえる例にします。素材の表情を残しながら、二つの窓をばらばらに見せたくないときに検討できます。
1.5倍ヒダは上部が2山になる仕立てです。リュクスには形態安定加工の案内もあり、ヒダのある姿を選ぶ候補になります。ただし、同じ色だから二面が常に同じ濃さに見えるとは限りません。コーナー窓は面の向きが違うため、光の当たり方も変わります。片方の面を正面から見る位置と、もう片方を斜めに見る位置では、光沢の見え方に差が出ることも考えておきます。
同じ生地でも、幅継ぎの条件は一枚ずつ確認します。リュクスの1.5倍ヒダは、一枚の仕上がり幅が101cm以上になると継ぎ目が入る案内です。後で示す例では左が126cm、右が84cmなので、左には幅継ぎが入り、右はその境目より小さい幅になります。二面を同じ仕様にしたつもりでも、この違いは残ります。
継ぎ目の位置を角にそろえたり、両側とも外端へ隠したりする前提で選ばないことも大切です。縫製案内では継ぎ目の位置を指定できないため、継ぎ目の有無と位置の希望を混同しないようにします。縫製スタイルの案内を見て、片側に継ぎ目がある見た目を許容できるかで判断しましょう。
幅と丈を二面ごとに測る
寸法は一つのメモへ合算せず、左面と右面に分けて残します。以下は、角で閉じたときの納まりが確認できている二本の直線レールを想定した計算例です。左のレール幅が120cm、右が80cm、どちらもランナーの穴の下から床まで202cmとします。実際の窓は左右それぞれ測り、この数値を写さないでください。
インズの通常のヒダ付きカーテンでは、300cm未満のレール幅に1.05を掛ける採寸案内です。左は120cm×1.05で注文幅126cm、右は80cm×1.05で注文幅84cmになります。ここで使う1.05は幅のゆとりの計算で、生地をヒダにする1.5倍とは別です。幅120cmに1.5を掛けて180cmを入力する計算にはしません。採寸の基準を確認して、選んだ仕立てに合う幅を出します。
丈は両方とも床から1cm上で終える希望なら、202cmから1cmを引いて201cmです。レール上端や窓枠の上からではなく、実際に掛けるランナーを起点にします。左の床までの距離と右の距離が違えば、それぞれの希望する裾位置から計算します。角を挟んで一体に見せたいからといって、違う取付高さへ同じ注文丈を強制しないようにしましょう。
フックはこの例ではAフックを選びます。インズの案内ではAフックの上部立ち上がりは注文丈に1cm加えて作られますが、その1cmを注文欄へ足し直す必要はありません。床上の隙間を決める丈201cmと、フックより上に出る布を分けて考えます。二面の上部の納まりも確認したうえで、幅と丈のメモにフック種類を書き添えます。
二つの片開きを別々に注文する
例の注文は、ライトグレー、1.5倍ヒダ、Aフックを共通にして、左用を幅126cm×丈201cmの片開き、右用を幅84cm×丈201cmの片開きとします。それぞれ数量1です。インズの片開きは入力した幅の一枚になるので、左の一枚と右の一枚を別々に用意する構成です。
126cmと84cmを足すと210cmになりますが、「幅210cmの両開き」を一組頼むこととは違います。両開きで入力する幅は二枚の合計幅で、幅210cmなら105cmの二枚になります。幅の違う二つの窓へ合わせたい例では、その二枚を掛けても左右それぞれの必要幅にはなりません。一窓用の両開きと、二面用の片開き二件を区別します。
注文前のメモは、左面用と右面用が入れ替わらない形にします。「左面、外側の左端へ寄せる」「右面、外側の右端へ寄せる」と、寸法のそばに用途を書くと照合しやすくなります。購入先への確認が必要なら、単に「左開き」とだけ伝えるより、部屋から見た二面と寄せ先が分かるように説明しましょう。向きの呼び方だけで意思疎通できたと考えないことが大切です。
幅の異なる二件を用意したあとには、色とヒダ、フック、丈が意図せず変わっていないかを確認します。片方だけ2倍ヒダやBフックになっていると、共通にしたかった上部や布の量まで変わります。左右で違うのは幅だけなのか、床までの高さに応じて丈も違うのかを、自分のメモと注文内容で突き合わせてください。
角を覆う姿と開いた姿に納得して選ぶ
最後は、閉じた状態の角と、開いた状態の外端を一緒に見ます。リュクスには1級遮光の表示がありますが、それだけで二面の接点やレールの端から入る光がなくなるわけではありません。生地の表示を、コーナー全体の隙間を埋める仕組みの代わりにはできません。今のレールで角の覆い方に納得できることが、二つの片開きを選ぶ前提です。
開いたときに角が見通せることを優先し、外端の束の量が左右で違ってもよいなら、この構成は候補になります。反対に、外端に布を置く余地がなく、角にも置きたくない場合は、片開きという呼び方だけで問題は解決しません。布をどこへ収めるかが決まってから、二面の寸法へ進みましょう。
二本の独立レール、外側の寄せ先、閉じた角の納まりがそろったら、リュクスの公式ページで二つの片開きの仕様を選ぶ
ことができます。例では左126×201cm、右84×201cmを各一枚。窓を開けたときに残したい眺めから考え、二面をそれぞれ測った注文へ結びつけてください。