レースカーテン

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出窓の刺繍を途中で切りたくない|ノーブルの柄の高さと丈を確かめる

この記事の目次
  1. 注文できる丈と、刺繍が収まる丈は違う
  2. 窓台までの長さから、ノーブルが合うか考える
  3. 二段の刺繍を見せる場所と、小物の置き方
  4. 出窓用の2倍ヒダは、ギャザーで幅を調整する商品ではない
  5. 一枚売りの幅と枚数を間違えずに選ぶ
  6. 柄を残せる条件をそろえて注文する
  7. 参考資料

出窓に刺繍のレースを掛けたいけれど、商品写真より自宅の窓は背が低い。短い丈で注文したときも、気に入った二段の模様が全部残るのか。裾の装飾を楽しむレースでは、幅と丈を注文できることに加え、その丈に柄が収まることを確かめたいところです。

インズの出窓用「ノーブル」は、裾から二段目の刺繍の上までが約60cmあり、芯地を含めて高さ70cm以上なら柄を切らずに作れると案内されています。注文できる丈の下限は50cmですが、50cmから二段の柄をすべて残せる、という意味ではありません。

窓台まで無理なく収まる丈を先に決め、その中に刺繍が入るかを考えましょう。柄を残すためにカーテンを長くするより、適正な丈で好きな模様を見せられるかが、この商品の選びどころです。

注文できる丈と、刺繍が収まる丈は違う

短い窓のカーテンを探すときは、サイズ表で自宅の丈が選べると安心しがちです。しかし、裾に大きな装飾があるレースでは、「布として仕立てられる寸法」と「写真で見た装飾全体が入る寸法」を分けて見ます。ノーブルの場合、この違いを商品説明の柄の高さから判断できます。

対象となる出窓用ノーブルの注文ページは、幅80〜100cm、丈50〜150cmを1cm刻みで指定する商品です。一方、柄については、裾から二段目の刺繍上部まで約60cmという説明があります。上部にはフックを取り付ける芯地の部分も必要なので、約60cmの模様だから注文丈60cmで全体が入る、と計算を終わらせることはできません。

公式の案内は、芯地を含めて高さ70cm以上という条件です。窓に合う注文丈が90cmあるなら、その条件を満たす候補として考えられます。注文丈が60cmしか取れない窓では、サイズ欄で60cmを選べても、二段の柄を全部残したい希望には合いません。

この順で見ると、丈が短いこと自体を問題にする必要はなくなります。大事なのは、その窓に収まる長さと、この刺繍に必要な高さが合うかどうかです。小さな柄ならよいのか、ノーブルの二段の装飾こそが好きなのかによっても、次に選ぶ生地は変わります。

長い窓の写真では、刺繍の上に広く白い面が見える場合があります。短い丈で同じ柄が残っても、上の余白まで写真と同じ割合になるわけではありません。模様を途中で切らない条件と、模様の周りの余白を楽しむ条件を別々に考えると、完成した窓の姿を想像しやすくなります。

窓台までの長さから、ノーブルが合うか考える

丈を決めるときは、ガラスの高さを測るのではなく、掛けるレールのランナーを基準にします。インズの採寸ガイドでは、ランナーの穴の下から窓台までを測り、窓台に沿って収める厚地はそこから1cm短く、レースは厚地よりさらに1cm短くする考え方が示されています。資料1

たとえば、厚地とレースのレールが同じ高さにあり、どちらもランナーの穴の下から窓台まで92cmあるとします。厚地を91cmにすると、レースは90cmです。この例では、窓台へ引きずらない長さを取りながら、ノーブルの刺繍を残す高さの条件も満たせます。

同じ前提で窓台までが62cmなら、厚地は61cm、レースは60cmになります。60cmは商品の注文範囲には入っていますが、二段の柄をすべて見せたい条件からは外れます。ここで、柄を残すためだけに丈を70cmへ増やすと、もともと窓台までに収めるはずだった裾の位置が変わってしまいます。

レールの高さが前後で異なる窓には、この引き算をそのまま当てはめません。レースを掛ける側から測り、厚地の裾とどの位置関係になるかを見て決めます。レース一枚だけで使う場合も、「窓台までの測定値から常に2cm引く」と覚えるのではなく、どの布との関係で丈を決めているのかを整理しましょう。

出窓用ノーブルはAフックの仕様です。採寸ガイドでは、Aフックの上に加わる部分は仕立て側で扱うため、その1cmを注文丈に自分で足さないよう案内されています。窓台に収める丈と、フックより上に出る生地の寸法を混ぜずに注文欄へ移すことが大切です。

高さの条件がぎりぎりになる窓では、ガラス寸法から推測した値で進めず、まず実際の取付位置から測り直します。例の90cmと60cmのように判断が分かれることを踏まえ、柄を残したい気持ちに合わせて測定値を長く見積もらないようにしましょう。

二段の刺繍を見せる場所と、小物の置き方

丈に柄が収まると分かったら、出窓をいつもの位置から眺めたときに、その刺繍が見えるかを考えます。窓台に鉢や雑貨を置く場合、カーテン自体には二段とも残っていても、室内側に置いた物の後ろへ模様が隠れることがあります。仕立ての条件と、飾った後の見え方は別の確認です。

ノーブルの装飾は、裾を基準に上へ広がります。上部の無地部分だけを見るのではなく、窓台に近い位置をどれだけ見せたいかを決めると、小物の置き方も選びやすくなります。低い飾りを少し置いて裾の線を見せる案もあれば、鉢を端へ寄せて中央の刺繍を主役にする案もあります。

中央に背の高い鉢を置くなら、鉢と布を別々に気に入るだけでなく、重なった姿を想像します。刺繍全体を眺めたいのに、その中心が隠れるなら、鉢の位置を変える方が希望に近づくかもしれません。反対に、小物の背景として白いレースを置きたいなら、柄の一部が隠れることを受け入れる選び方もできます。

これは商品の性能ではなく、室内での飾り方の提案です。写真のように物を置けば必ず整うという決まりはありません。食卓やソファから見える範囲と、窓の近くで見る刺繍の細部の両方を意識すると、自分が楽しみたい部分を決められます。

出窓用ノーブルの商品ページ(インズ) では、二段の刺繍と裾の形を見ながら、高さの説明を確認できます。窓台までの丈が合ったら、次は「どの模様を普段の席から見せたいか」を写真と照らして選びましょう。

出窓用の2倍ヒダは、ギャザーで幅を調整する商品ではない

出窓のレースには、上部を寄せて幅を調整するものや、ポールへ通すものもあります。今回の出窓用ノーブルは、2倍ヒダの3つ山、芯地90mm、Aフックという仕様です。上部のテープを自分で寄せて好みの幅へ変える前提の商品として選ぶと、注文の考え方が合いません。

2倍ヒダという名称は、注文する仕上がり幅を自分で2倍にする指示ではありません。必要な仕上がりが95cmなら、幅95cmとして指定します。2倍だから190cmを入力する、と変える必要はなく、仕立てに使う生地の量と出来上がる幅を分けて考えます。

また、同じ刺繍でも、ヒダのある布を窓へ掛けるため、平らに伸ばした写真のように模様が一直線に見え続けるわけではありません。二段の刺繍が丈に収まることと、すべての模様が常に正面を向くことは違います。ヒダのあるレースの流れとして楽しみたいかが、選択のもう一つの条件になります。

この出窓用商品では形態安定加工は不可と案内されています。別のレースで加工付きという説明を見ていても、ノーブルにも同じ条件があるとは考えません。2倍ヒダの仕立てを選ぶことと、加工を追加して波の形を整えることは、別の確認項目です。

Aフックで取り付けるレールがあり、ストレートに垂らした裾の刺繍を楽しみたいなら、この仕様と希望がつながります。ポールへ直接通したい、中央を持ち上げてアーチ状にしたい、といった形を必須にする場合は、出窓用という名称だけで同じ商品を選ばないようにしましょう。

一枚売りの幅と枚数を間違えずに選ぶ

柄と丈、取り付け方が決まったら、最後に一枚あたりの幅を計算します。ここで紹介しているページの販売単位は一枚です。通常のカーテンのように、合計幅を入力して両開きを選べば自動的に二枚届く、と読み替えないことが重要です。

たとえば、一本の直線レールの幅が90cmで、一枚を掛ける場合を考えます。ヒダカーテンのゆとりを5%加える案内に沿うと、90×1.05で94.5cmです。この商品は1cm刻みなので、この例では必要幅を下回らない整数として95cmへ切り上げ、幅95cmの一枚を選びます。この切り上げは例のための考え方で、公式がすべての端数を同じ方法で処理するという説明ではありません。

丈が先ほどの90cmなら、幅95cm・丈90cm、数量1という指定になります。幅95cmは、この注文ページの80〜100cmの範囲内です。商品説明に別の幅帯の表があっても、今開いている注文欄でその大きな幅まで指定できるとは限らないため、選ぶ欄の範囲を見ます。

両側へ開けたい場合は、二枚をどう割り振るかから考えます。たとえば幅180cmの直線レールなら、5%を加えた合計は189cm。一枚あたりは94.5cmなので、この例では左右それぞれ95cmとして、同じ丈のものを数量2で注文する考え方です。仕上がり幅の合計は190cmになります。

この二枚の例でも、幅欄へ合計190cmを入れるのではありません。対象ページは一枚の幅80〜100cmを選ぶため、幅95cmと数量2を組み合わせます。一枚を左右に分けてもらう通常フォームの例と、今回の一枚売りを混ぜないよう、寸法の横に「一枚分」と書いておくと整理できます。

出窓が折れ曲がった形で複数のレールを使っている場合は、ガラスの正面幅だけを90cmや180cmの例に置き換えないようにします。掛けるレールの形と、何枚でどこまで覆うかが先です。今回の計算は直線の一本を仮定しているので、自宅の取付構成を確認したうえで一枚の寸法に分けます。

柄を残せる条件をそろえて注文する

出窓用ノーブルは、窓台までに収まる丈の中で二段の刺繍を楽しみたい人の候補です。注文できる短さだけを見て決めず、芯地を含む高さ70cm以上という柄の条件、2倍ヒダとAフックの仕様、一枚売りの幅指定までそろうかを確認します。

今回の一枚の例なら、直線レール90cm、同じ高さの前後レールから窓台まで92cmという前提から、幅95cm・丈90cmを数量1で選びます。二枚の例なら、直線レール180cmに対して幅95cm・同じ丈を数量2です。どちらも、丈を長くして柄を残すのではなく、窓に合う丈が柄の条件を満たすことが出発点になります。

適正なレース丈が60cmになる窓なら、二段の刺繍を全部残したい希望とこの商品は合いません。その場合は、短い丈でも残したい模様が収まる別の生地を探す方向へ戻ります。注文可能な数字が見つかったことだけで、見た目の希望まで解決したと判断しないようにしましょう。

丈に柄が収まり、ヒダの表情と普段見せたい位置も決まったら、出窓用ノーブルの商品ページ(インズ) で一枚の幅・丈・数量を確認できます。窓台の小物と刺繍のどちらを主役にするかまで決めておくと、掛けた後の出窓を具体的に思い描けます。

参考資料

  1. カーテンの測り方・サイズの決め方(インズ)
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