厚地カーテン

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広い窓のカーテンは継ぎ目なしにできる?アルファの幅と開き方を選ぶ

この記事の目次
  1. 消したい線が、幅継ぎか中央の開き目かを分ける
  2. アルファなら各一枚を幅継ぎなしで選べる
  3. 広い窓では、布をどちらへ寄せるかも決める
  4. レール幅400cmなら注文幅は412cm
  5. 継ぎ目なしでも残る仕様を確かめる
  6. 大きな面にする色を、小さなサンプルだけで決めない
  7. 各一枚の継ぎ目と、窓全体の使い方が合ったら
  8. 参考資料

広い窓に無地調のカーテンを掛けたいけれど、生地の途中へ縦の継ぎ目が入るのは避けたい。そんなときは、幅継ぎをせずに仕立てる「シームレス」の厚地が候補になります。

インズの「アルファ」は、生地の幅継ぎが入らないシームレスカーテンです。両開きにしても、左右それぞれの一枚を幅継ぎなしで選べます。ただし、中央で左右が分かれる線や、ヒダの陰影、裾の縫い目までなくなるわけではありません。どの線を避けたいのかを整理し、対応する寸法と開き方を一緒に選びましょう。

消したい線が、幅継ぎか中央の開き目かを分ける

カーテンを閉めたときに見える縦の線には、いくつかの種類があります。生地を横へ足して縫い合わせた部分が「幅継ぎ」です。一本の布の途中にある縫製の線で、その場所からカーテンを開けることはできません。

一方、両開きカーテンの中央は、左右の布を分けて動かすための開き目です。縫い合わせてあるのではなく、二枚の端が向き合っています。片方を動かせば窓へ手を伸ばせる部分なので、生地の幅継ぎとは役割が違います。

さらに、ヒダの山と谷による線もあります。これは生地をつないだ跡ではなく、波の形が作る見え方です。継ぎ目のない生地でも、ヒダがあれば縦の陰影は残ります。インズの縫製案内では、こうしたヒダの作り方と幅継ぎを別々に説明しています。資料2

まず、自分が気になるのはどれかを考えます。「布の途中の縫い合わせだけをなくしたい」ならシームレスを選ぶ意味があります。「窓全体を一続きにして中央でも分けたくない」なら、開き方も検討する必要があります。「波もない平面にしたい」なら、シームレスという条件だけでは足りません。

この区別をしておくと、継ぎ目をなくすために、普段使いやすかった中央からの開閉まで変えてしまうことを避けられます。窓の使い方を残しながら、気になる縫製だけを選び直すこともできます。

アルファなら各一枚を幅継ぎなしで選べる

アルファは、生地幅が広いため、広い窓でも途中に幅継ぎを入れない一枚仕立てにできると案内されています。左右に分かれた両開きを選ぶ場合も、その一枚ずつがシームレスになるという捉え方です。

例えば、閉めたときの中央の分かれ目は気にならないけれど、左右の布の途中に別の縦の縫い合わせがあるのは好みでない。この条件なら、アルファを両開きで選ぶ理由があります。「継ぎ目なし」のためだけに、広い窓全体を一枚の片開きにする必要はありません。

見た目は、複数の色が混じったような杢調の表情がある無地調です。大きな柄を加えず、布の表面の細かな色の違いを楽しみたい場合に検討できます。ここではライトグレー、1.5倍ヒダの2つ山を例にします。均一で平らな一色の面を求めているなら、杢の表情も好みに合うかを見てください。

また、アルファは完全遮光の厚地です。継ぎ目だけを見て選ぶと、昼に閉めたまま光を透かしたかった、という希望との違いを見落としかねません。厚地を閉めるときには光を遮る生地を使いたいことも、候補に残す条件です。

途中の縫い合わせをなくしたい、ヒダのある布の姿は好き、閉めるときの遮光も希望に合う。この三つがそろうかを商品説明と対応させてみましょう。

アルファの商品ページ(インズ)

広い窓では、布をどちらへ寄せるかも決める

シームレスの商品を見つけたら、次は窓を開けるときの動作を考えます。中央から左右へ寄せる両開きと、左右どちらか一方へ寄せる片開きでは、布をまとめる場所が変わります。資料2

中央付近から外へ出ることが多い窓なら、中央を開ける両開きを残す選び方があります。左右へ布を分けて寄せられるので、片側にすべてをまとめる使い方へ変更せずに済みます。各一枚の幅継ぎがないことと、中央で開けることは両立する条件です。

一方、出入りする場所が片側に寄っていて、反対側へ布をまとめたい場合は、片開きという選択肢もあります。ただし、広い布を一方へ寄せたとき、家具や出入りする場所とどう重なるかを先に考えます。閉めた面だけを見て片開きにすると、朝に束ねた布の置き場所が思っていた姿と違うことがあります。

今のカーテンを使いながら、どこを開けることが多いか、束ねた布の近くに家具があるかを確認すると、希望を整理しやすくなります。新しい布の束の厚みを正確に予測できるわけではありませんが、少なくとも普段の通り道と反対の使い方を選んでいないかは考えられます。

アルファの商品案内には、片開きの形態安定加工付きドレープを価格表以上のサイズで求める場合、加工できないことがあるという注意もあります。大きな片開きを当然に同じ加工で作れるとは考えず、以下では、注文範囲を確認できる両開きの具体例で進めます。

レール幅400cmなら注文幅は412cm

広い窓で大切なのは、窓の横幅、注文する合計幅、届く一枚の幅を分けることです。アルファの両開きは、合計幅を入力すると、その半分の幅のカーテンが二枚届く方式です。

ここでは一般的な機能性レールがあり、固定ランナーの中心間が400cmの掃き出し窓を仮定します。インズは、ヒダ付きでレール幅300cm以上の場合、レール幅に1.03を掛けるよう案内しています。窓ガラスや窓枠の幅400cmを、そのまま使う例ではありません。資料1

計算は400cm×1.03=412cmです。この412cmが、左右を合わせた注文幅になります。両開きなら412cm÷2=206cmなので、仕上がり幅206cmのカーテンが二枚になる構成です。

商品欄で選ぶ内容は「1.5倍ヒダ・幅412cm・両開き・数量1」です。206cmを入力して二枚分を指定するのではありません。また、左右二枚だから数量2にすると、想定した一窓分とは違う注文になります。

1.5倍ヒダの「1.5」は、ヒダを作るための生地の使用量を表します。400cmに1.5を掛けた600cmを入力する意味ではありません。広い窓では数字が大きくなるため、メモに「測ったレール400cm」「入力する合計幅412cm」「届く一枚206cm」と役割を添えておくと、取り違えを防ぎやすくなります。

丈も同じメモへ加えます。ランナーの穴の下から床まで242cmで、Aフックが適合し、裾を床へ引きずらない条件なら、厚地の注文丈は242cm−1cm=241cmです。フックの上に出る生地の分は工場側で加わるため、自分で注文丈に足しません。資料1

アルファの1.5倍ヒダは、注文フォームで幅500cmまで、丈は最大260cmと案内されています。この例の合計幅412cm・丈241cmは範囲内で、幅・丈とも整数のまま指定できます。400cmというレール幅を商品上限と直接比べるだけでなく、ゆとりを加えた注文幅まで計算してから照合することが大切です。

継ぎ目なしでも残る仕様を確かめる

丈の上限は、広い窓でも変わらない

シームレスは幅継ぎについての特徴であり、どんな高さでも作れるという意味ではありません。アルファの丈の上限は260cmです。吹き抜けなどで必要な注文丈がこれを超えるなら、横幅が範囲内でも、この商品の通常の注文条件には合いません。

例えば、同じ横幅の窓が並んでいても、レールを掛ける高さが違えば必要な丈は変わります。片方の窓で注文できるから、もう片方も同じ条件で選べるとは限りません。窓ごとに穴の下から裾までの寸法を確認します。

フラットとシームレスは別の選択条件

アルファはフラットスタイルに対応していません。幅継ぎがないことを理由に選んでも、ヒダの波がない平面に仕立てられるわけではありません。

「大きな窓を一枚の平らな布のように見せたい」という希望なら、幅継ぎの有無に加えてフラット対応も必要になります。アルファを候補に残せるのは、1.5倍ヒダのような波のある姿を好み、その生地の途中に縫い合わせを入れたくない場合です。

裾と両端の縫い目は残る

アルファはシームレスでも、裾や両端にミシンで縫った部分があります。公式にも、強い日差しでは、その針穴からの光漏れが目立つことがあり、完全には防げないと案内されています。

生地の完全遮光という表示も、窓の周囲の隙間を含めて光が一切入らなくなる保証ではありません。幅継ぎのない見た目が気に入ることと、窓全体に光漏れがないことを同じにしないようにします。中央の開き目や裾の縫製まで消したい場合は、この商品の「継ぎ目なし」だけで希望を満たせません。

大きな面にする色を、小さなサンプルだけで決めない

広い窓の厚地は、閉めたときに大きな面になります。幅継ぎのない生地を見つけても、色や杢調の表情を好めるかは別に考えましょう。ライトグレーならどんな壁にもなじむ、と色名だけで決めないことが大切です。

まずは、カーテンを閉めたときに壁とつなげて見せたいのか、窓に少し色の違いを持たせたいのかを決めます。同じライトグレーでも、白い壁の近くで違いを楽しむのと、灰色の家具とそろえて見せたいのとでは、比べる相手が変わります。

サンプルを使う場合は、近くで杢の表情を見てから、壁や家具のそばに置いて色の違いを確かめる方法があります。厚地を閉める時間の照明でも見て、自分が気になる青みや濃さがないかを考えてください。これは色合わせの提案で、部屋が必ず広く見えるという効果を約束するものではありません。

サンプルの小片に継ぎ目がないことだけで、注文する完成品もシームレスだと判断するのは避けましょう。小片は一部分の生地なので、完成品の幅や縫製条件を再現していません。幅継ぎの有無は商品の仕様、色と触れた印象はサンプル、と確認する役割を分けます。

また、小片を窓へかざしても、左右各206cmの厚地が掛かった姿や、片側へ寄せた量まで分かるわけではありません。商品写真で閉めた面やヒダの表情も見ながら、今の窓で布をまとめる位置と合わせて考えてください。

アルファの生地サンプル(インズ)

各一枚の継ぎ目と、窓全体の使い方が合ったら

広い窓のカーテンは、左右それぞれの生地を幅継ぎなしにすることと、中央から開けられることを両立させて選べます。アルファの両開きは、途中の縫い合わせを避けながら、いつもの出入りの仕方を残したい場合の候補です。

注文前には、消したいのが生地の幅継ぎであること、ヒダと完全遮光の仕様が好みに合うこと、必要な注文幅と丈が範囲内であることを確認します。フラット、丈260cmを超える条件、中央や裾まで縫製の線がない姿を求めるなら、条件は一致しません。

例の窓なら、メモは「アルファのライトグレー、1.5倍ヒダ、合計幅412cm・丈241cm・両開き・数量1・Aフック」です。左右それぞれの幅206cmは、届く構成を理解するための数字として添えます。自分の窓では実測した値で計算し、入力する合計幅と混同しないようにしましょう。

インズは、受注後の変更・キャンセルや、サイズ間違い・イメージ違いなどの購入者都合の返品・交換を受け付けないと案内しています。閉めたときの面と、開けたときの布の置き場所まで納得したうえで、選んだ色と注文内容を照合してください。

アルファの商品ページ(インズ)

参考資料

  1. インズ「カーテンのサイズの測り方」 — 幅300cm以上のゆとり、丈の基準、フック上部の扱い。
  2. インズ「カーテンのスタイルと縫製仕様について」 — ヒダ、幅継ぎ、片開きと両開きの違い。
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